CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-304「ゴジラ −1.0」(日本)

2023年11月16日 00時17分04秒 | 日本映画
日劇が壊されています
 舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。
 戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。(「作品資料」より)


 第1作製作から70周年記念であり、日本製作30作目らしいゴジラ映画。

 第二次世界大戦末期、特攻隊員である敷島は、大戸島に不時着する。

 その夜、島に伝わる怪物ゴジラが島を襲撃し、整備兵たちが犠牲になる。

 辛くも生き残った敷島は終戦後、東京へ戻るが、生き残ったことに負い目を感じながら過ごしていく。

 そんな時、ゴジラが東京に上陸し、復興を目指す東京を再び焦土に化す。

 舞台を戦後すぐに設定したことが良かったかな。

 戦争から生き残るというのは、嬉しいことだと思うのだが、敷島や他の者たちにも生き残ったことに負い目を感じたりしているのが判る。

 そして戦争で焦土と化した東京が時間をかけて復興しようとしているところにゴジラが現れ、あっという間に東京を壊滅状況にする。

 映像も迫力があって見応えあったな。

 ゴジラが熱戦を吐く際に背中のヒレみたいなものが順に立ち上がっていく様は、若干機械のような感じだったが、緊張感は高まる。

 そして、そのゴジラを倒すために有志たちが作戦に従事するクライマックスは、あの「ゴジラのテーマ」が鳴り響き、気持ちが高揚する。

 作戦自体も興味深いもので、果たして成功するのかも気になる展開であった。

 ゴジラの迫力に、戦後すぐの人々の想いと希望を描き、そしてクライマックスの対決と飽きることなく楽しめるエンターテイメントであった。

ラスト・シーンは御約束だったな。

/5

監督:山崎貴
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介
於:TOHOシネマズ池袋

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