CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-118「バーフバリ 伝説誕生」(インド)

2017年04月23日 18時57分10秒 | インド映画
10人の敵を殺せば英雄、1人の命を救えば神
 赤ん坊を抱えた高貴な女性が大勢の兵士に追い詰められ、大滝に身を投げるも、自らの命と引き換えに赤ん坊を救う。村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ、たくましく成長する。
 シヴドゥは滝の上の世界に興味を持ち、ある日ついに滝の頂上に立ち、その先の世界へと一歩を踏み出す。彼はそこで美しき女戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちる。
 彼女が邪悪な暴君バラーラデーヴァの支配から王国を取り戻そうと戦っていることを知り、自らも正義の戦いに身を投じていくシヴドゥだったが。(「allcinema」より)


 高貴な生まれながら敵勢に追われ、村人に拾われ育てられた男、シヴドゥ。
 そんな彼が大滝の上の世界に興味を持ち、ついにその上にたどり着くと、美しき戦士、アヴァンティカと出会い、恋に落ちる。

 彼女らが戦うのが王国を支配する暴君、バラーラデーヴァ。

 シヴドゥも彼女たちに手を貸すのだが、そこで自らの出生の秘密を知ることになる。


 最初にタイトルが出た時に、でかでかと〝BIGINNING〟という文字が現れるので、本作は続編か、もしくは前日譚だということが判る。

 どうやら本作は二部作の前編のようである。


 序盤はシヴドゥがアヴァンティカと出会い、恋に落ちる様子が描かれ、ロマンス要素が前面に押し出されているが、その後はシヴドゥが彼女とその仲間に手を貸し、王国に潜入するところから、実の母親の存在、そして自らの出自が明らかとなっていく。

 そして後半はシヴドゥの父、アマレンドラ・バーフバリと王位継承を争うことになるバラーラデーヴァの様子と、彼らの蛮族との戦いの様子が回想される。

 そして思わぬ真実が明かされたところで、次作へ。


 戦闘シーンはVFXを駆使して、なかなか見応えのあるものになっており、ちょっと突飛すぎるかなというアクションもあるが、飽きずに楽しめる。

 時代的には、古代、中世という感じであるが、色々な武器や戦車も登場して、驚かされるな。

 インド映画らしい歌と踊りも織り交ぜており、歌でことの展開を説明する、ナレーションのような歌もある。


 自らの出自を知ることになる男の物語で、ストーリーとしてはストレートであるが、現在のシヴドゥの姿と、父親であるアマレンドラの戦闘を描く二部構成のような感じになっており、なかなか壮大なスケールの話で面白い。

 そんな話に加えて、激しい戦闘シーンにロマンスと要素も盛りだくさん。

 後編が楽しみな作品である。

 心配は後編がちゃんと劇場で公開されるのかということだな。

/5

監督:S.S.ラージャマウリ
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ
    タマンナー、ラムヤ・クリシュナ、ナーサル、サティヤラージ
於:新宿ピカデリー

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