どうして犬まで俺を苦しめる
内戦下のベイルートで韓国人外交官が行方不明になった。その事件が忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュンは、消えた外交官が人質として生きているという情報をつかむ。
身代金を手にベイルートへと向かったミンジュンは、大金を狙ったギャングに襲われたところを、韓国人のタクシー運転手パンスに助けられる。
協力の見返りを求めるパンスと渋々ながらも行動をともにすることになったミンジュンは、戦火のベイルートを突き進んでいくが。(「作品資料」より)
実際に起きた事件をモチーフとして製作されたというアクション。
1980年代、内戦下のレバノン、ベイルートで韓国の外交官が拉致される。
それから1年以上が経過した時、外務部に電話が入り、それが拉致された外交官であると判断した外務部は、救出することを決定する。
交渉人として現地に向かうのは、電話を受けたミンジュン。
しかし、現地に入ったミンジュンはいきなり軍部に捕まりそうになり、偶然韓国人タクシー運転手、パンスのタクシーに乗って逃げる。
そこからミンジュンとパンスは、外交官を取り戻すため行動を共にすることになる。
パンスは調子はいいが、油断ならない人物。
ミンジュンと行動を共にするが、やはり途中裏切ろうとしたりする。
そんなことがありながら、外交官救出のため、2人はいつしか信頼し合うようになっていく。
取引の情報を得た軍部や組織の者たちが、ミンジュンたちを狙う。
更に韓国政府も支援を打ち切るという状況に追い込まれる。
果たして、ミンジュンとパンスは外交官を救出し、レバノンを脱出できるのか。
危機下での脱出劇というのは、これまでも観たことあるが、やはり緊迫感高まる展開である。
体面上の問題もあるのだろうが、政府が支援を打ち切るというのは過酷な状況。
そんな中でのミンジュンの最後の決断は、ちょっと涙を誘う。
惹き込まれる展開のアクションであった。
/5
監督:キム・ソンフン
出演:ハ・ジョンウ、チュ・ジフン
於:池袋シネマ・ロサ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます