CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-230「犬も食わねどチャーリーは笑う」(日本)

2022年10月13日 21時38分07秒 | 日本映画
ウナギの摑み取りね
 結婚4年目となる裕次郎と日和は、表向きは仲良し夫婦に見えたが、鈍感な裕次郎に日和は不満を募らせていた。
 そんな日和が鬱憤を吐き出さすツールとして出合ったのが、SNSの「旦那デスノート」だった。そこには世の夫たちが見たら驚がくするであろう、妻たちが投稿する本音の数々が書き込まれていた。
 ある日、裕次郎はそのSNSの存在を知り、自分について書かれていると思われる投稿を見つけてしまう。書き込んでいるのは、チャーリーというハンドルネームの人物だった。
 チャーリーとは、裕次郎と日和が飼っているフクロウの名前と同じで。(「作品資料」より)


 ある夫婦の静かなるバトルを描いたブラック・コメディ。

 結婚4年目を迎える裕次郎と日和。
 表向きは仲良し夫婦のように見えるが、実は日和は裕次郎への鬱憤を募らせており、SNSの〝旦那デスノート〟に投稿し、人気も博していた。

 ある時、裕次郎は同僚より旦那デスノートのことを教えられ、チャーリーという名の投稿者の内容を見て、愕然。
 正に書かれている内容は自分のことで、チャーリーというのは二人が飼っているフクロウの名前であった。

 フクロウを飼っているというのは珍しかったな。
 ネズミの肉を食べるということで、裕次郎にも食べさせるぞ、と旦那デスノートには書かれていたり。

 いずれにしても日和が裕次郎に不満を募らせていることを知るが、旦那デスノートのことを裕次郎はなかなか言い出せない。

 そんな中で、裕次郎に更なる魔の手が迫って来る。

 夫婦の関係について描く作品であったが、これまた永遠のテーマでもある内容だったな。

 どうしてこうも夫婦はいがみ合うことが多くなるのか。

 裕次郎と日和の他に、結婚を控えるが、旦那デスノートの存在を知り、結婚することに恐れをなす、裕次郎の後輩も思わぬ行動に出る。

 裕次郎と日和の場合は、単に日常の不満だけに留まっておらず、更に重いものを抱えている。

 二人が出逢ってからの出来事を描きながら、現在の二人の様子を描き出す展開。

 確かに、ちょっと怖い話ではあるな。

 ラスト、二人は頑張ったんだなとは思う決着であったな。

/5

監督:市井昌秀
出演:香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、中田青渚、小篠恵奈、松岡依都美、田村健太郎、森下能幸
   的場浩司、眞島秀和、徳永えり、峯村リエ、菊地亜美、有田あん、瑛蓮、きたろう、浅田美代子、余貴美子
於:TOHOシネマズ池袋

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