CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-174「フローズン・ブレイク」(ロシア)

2019年07月18日 00時52分41秒 | ロシア映画
約束はアテにならない
 カーチャと仲間たちは年明けを祝うため、ロープウェイで雪山の頂上を目指していた。
 ところが、男女4人の乗ったロープウェイは故障により上空60メートルで停止してしまう。彼らがロープウェイに乗っていることを知っているのは、業務を終えたところを金で釣って操縦させた操縦士と、直前で乗るのをやめたカーチャの恋人キリルのみ。
 マイナス10℃の中で夜明けを待つ4人だったが、救助は一向に来ない。
 追い詰められた彼らは自力で脱出を試みるが、不安定な密室の中で次第に関係が悪化していき。(「作品資料」より)


 大晦日の夜、無理を言って乗せてもらったロープウェイが途中で止まってしまう。

 その中に取り残されてしまった4人の男女が脱出を試みようと奮闘するサバイバル・スリラー。


 リフトに取り残されるサバイバル・スリラー「フローズン」という作品があったが、似たような話であったな。

 リフトよりはまだ壁に覆われているのでロープウェイの方がマシかなとは思うが、マイナス10℃の極寒の中、凍えながら救助を待つ。

 しかし、時間外に無理を言って乗せてもらったため、誰もそのことを知らず、ただ時が過ぎていくだけ。

 ロープウェイが止まってしまった要因は、ある事故のためであるが、それが夜が明けてもすぐに発見されないというのは不思議だったな。

 最初は5人で乗るはずであったが、直前でキリルがやめてしまう。

 もしかすると、このキリルが何かしらを企てているのかと思ったが、そうでもなく、ただふて腐れていただけだったんだな。

 大晦日の夜は、閉じ込められたロープウェイの中で陽気に過ごしていた4人であるが、夜が明けても助けは来ず、ロープウェイも動き出さないことから、徐々に苛立ちも募り、険悪になっていく。

 自分さえ助かれば、と思って、酷い行動を取る者も出てくるんだな。


 果たして、極寒の中、彼らは脱出出来るのか、生き延びることが出来るのか。

 端から見れば、愚かにも見えるのだが、究極の状態に置かれたら、こうなってしまうのもしょうがないのかな。

 ある種のシチュエーション・スリラーで、果たして彼らの運命がどうなるのか、興味深い展開の作品ではあったな。

/5

監督:ディグラン・サハキャン
出演:イリーナ・アントネンコ、アンドレイ・ナジモフ
   イングリット・オレリンスカヤ、ミハイル・フィリポフ、デニス・コシャコフ
於:新宿シネマカリテ

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