核爆弾でサッカーをするようなもの
月の崩壊から20年。地球は食料不足と電力不足に加え、疫病も流行し、人々は生き延びることに必死だった。
そんな中、唯一人々が熱狂するスポーツが、コスモボール。母の看病に追われるアントンには無縁なものだったが、テレポートが使えたことから、母の病気の治療を条件に、コスモボールの選手になる。
仲間の選手ナターシャや指導者ベロと練習を積み、大会に臨むアントン。だが、そのスポーツの本当の意味を知った彼は、衝撃を受ける。
それは、破壊者チェルノとの命を懸けた闘いだったのだ。(「KINENOTE」より)
2071年、破壊者チェルノによって月が破壊され、地球上では、食糧不足や疫病流行で人類は生活に苦しんでいる。
そんな中、人々が熱狂し、勇気づけられるのが、コスモボールというスポーツ。
モスクワで暮らすアントンは母の看病をしながら、仕事を探しており、コスモボールには全く興味が無かったが、自分がテレポートが使えることが発覚し、それによってコスモボールの選手に選ばれることとなる。
てっきりコスモボールの選手として成長、活躍する物語なのかと思っていたが、ここにもう一捻り加わった感じの話になっている。
このアントンを捜す何モノかがおり、それはアントンの体に秘密があるよう。
更に、それは地球の中心に囚われているチェルノとも関わることのよう。
そんなチェルノと命を賭けた戦いを繰り広げることになるのが、コスモボールの選手たちという設定。
近未来を舞台として、地球人だけにあらず異星人も交わった世界が描かれるSFファンタジー・アクションになっている。
地球がチェルノによって危機に陥る要因を作ったのが、アントン自身。
どこか最初はひねくれた感じがあったが、もう一つは色仕掛けに負けたということなのかな。
地球の運命を賭けた戦いもあるのだが、コスモボールの選手に同じ遺伝子から作られた相棒や、チェルノが地球を襲うために使った生き物など、どこかほんわかしたキャラも登場させたりして、ファンタジー感を増している。
ちょっとしたユーモアも取り入れ、やっぱり愛を根底にしているのかなという感じであるが、SFエンターテインメントとして楽しめる一本であった。
/5
監督:ジャニック・フェイジエフ
出演:エフゲニー・ロマノフ、ヴィクトリヤ・アガラコヴァ、エフゲニー・ミロノフ
マリヤ・リソヴァヤ、イワン・イワノビッチ、エリザヴェータ・タイチェンアチェワ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
月の崩壊から20年。地球は食料不足と電力不足に加え、疫病も流行し、人々は生き延びることに必死だった。
そんな中、唯一人々が熱狂するスポーツが、コスモボール。母の看病に追われるアントンには無縁なものだったが、テレポートが使えたことから、母の病気の治療を条件に、コスモボールの選手になる。
仲間の選手ナターシャや指導者ベロと練習を積み、大会に臨むアントン。だが、そのスポーツの本当の意味を知った彼は、衝撃を受ける。
それは、破壊者チェルノとの命を懸けた闘いだったのだ。(「KINENOTE」より)
2071年、破壊者チェルノによって月が破壊され、地球上では、食糧不足や疫病流行で人類は生活に苦しんでいる。
そんな中、人々が熱狂し、勇気づけられるのが、コスモボールというスポーツ。
モスクワで暮らすアントンは母の看病をしながら、仕事を探しており、コスモボールには全く興味が無かったが、自分がテレポートが使えることが発覚し、それによってコスモボールの選手に選ばれることとなる。
てっきりコスモボールの選手として成長、活躍する物語なのかと思っていたが、ここにもう一捻り加わった感じの話になっている。
このアントンを捜す何モノかがおり、それはアントンの体に秘密があるよう。
更に、それは地球の中心に囚われているチェルノとも関わることのよう。
そんなチェルノと命を賭けた戦いを繰り広げることになるのが、コスモボールの選手たちという設定。
近未来を舞台として、地球人だけにあらず異星人も交わった世界が描かれるSFファンタジー・アクションになっている。
地球がチェルノによって危機に陥る要因を作ったのが、アントン自身。
どこか最初はひねくれた感じがあったが、もう一つは色仕掛けに負けたということなのかな。
地球の運命を賭けた戦いもあるのだが、コスモボールの選手に同じ遺伝子から作られた相棒や、チェルノが地球を襲うために使った生き物など、どこかほんわかしたキャラも登場させたりして、ファンタジー感を増している。
ちょっとしたユーモアも取り入れ、やっぱり愛を根底にしているのかなという感じであるが、SFエンターテインメントとして楽しめる一本であった。
/5
監督:ジャニック・フェイジエフ
出演:エフゲニー・ロマノフ、ヴィクトリヤ・アガラコヴァ、エフゲニー・ミロノフ
マリヤ・リソヴァヤ、イワン・イワノビッチ、エリザヴェータ・タイチェンアチェワ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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