CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-017「マーシー・ブラック」(アメリカ)

2022年01月23日 09時36分30秒 | アメリカ映画
僕には見えてる
 同級生の少女マリーナとレベッカは友人リリーを刺し、殴打して指を切る。それは、マリーナの母親の病気を治すために「マーシー・ブラック」を呼び出す儀式だった。
 マリーナは精神病院へと送られ、15年の歳月が過ぎる。退院したマリーナは、マーシー・ブラックの存在を証明するべく行動を開始。
 妹アリスとともに、都市伝説化したマーシー・ブラックの真相を追うが。(「作品資料」より)


 10代の時、友人のレベッカと共に、同じく友人のリリーを何度も刺し、指まで切ったマリーナ。

 精神病院に入っていたマリーナは15年後退院し、妹のアリスとその子供、ブライスと共に暮らし始める。

 しかし、当然のように彼女の悪夢は終わらず、生贄を捧げた〝マーシー・ブラック〟の存在が彼女を苦しめる。

 自分たちが生み出した〝マーシー・ブラック〟が事件のためにいつしか都市伝説となっており、それを生み出したマリーナは好奇の目にも晒される。

 更に、甥のブライスの様子もおかしくなり、奇妙な言動を取るようになる。

 果たして、〝マーシー・ブラック〟は本当に存在するのか。

 伝説になっているものの存在に苦しめられ、それが実在するのか否かという展開は、ホラーとしては常套かな。

 湯船に浸かっているところに後ろからとか、ベッドの下を見てみると、というようなシーンで驚かせるのも常套。

 マリーナの精神的問題かと思わせるが、ブライスまでその存在を見るなどと言い出し、事態は混沌としてくる。

 ついに彼女の近くで犠牲者まで出て、その真偽を掴むため、マリーナは15年前の事件を思い出そうと現場を訪れる。

 クライマックス、思わぬ存在が明らかになり、真実は違う方向へと転がっていきそうになるが、最後にまた驚きの展開。

 〝マーシー・ブラック〟は本当に存在するのかという部分も気になり、更に最後に思いも寄らなかった展開にもなり、興味深いサスペンス・ホラーであった。

/5

監督:オーウェン・エガートン
出演:ダニエラ・ピネダ、オースティン・アメリオ
   エル・ラモント、マイルズ・エモンズ、ジャニーン・ガロファロ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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