21-058「魔女の密約」（アイルランド）

全ては死から始まる
　15歳の高校生、フェイスは、父親と２人暮し。
　ある日、彼女の高校のフィールド・ホッケー部のコーチに、神秘的な魅力を持つシシー・ヤングが就任する。実はシシーは魔女一族のリーダーで、古代の桜の木の実を使った秘密の儀式により、死者を蘇らせる力を持っていた。
　父親の命がもう長くないと知ったフェイスに、交換条件付きで父親を治すと申し出るシシー。その条件とは、子どもを産み、シシーに渡すこと。
　妊娠したフェイスは驚異的なスピードで成長する子どもに戸惑いながらも、無事に出産。生まれた子どもを約束通りシシーに渡した後、真の計画が明らかになる。
　フェイスは子どもを取り返すため、魔女の集会に向かうが。（「KINENOTE」より）


　父親のショーンが病気により死期が近づいている中、１５歳の娘、フェイスは新たにホッケー部のコーチに就いたシシーよりある提案をされる。

　父親の命を救う代わりに子供を産んで、その子をシシーに渡すということ。

　父親の命を救いたいがため、シシーの提案を受け入れ、彼女のことを気に入っている同級生のブライアンと関係を持ち、妊娠する。

　驚異的なスピードで妊娠し、出産するフェイスであるが、シシーの真の目的を知り、子供を奪還しようとシシーに立ち向かおうとする。

　シシーは実は魔女の一族で、古代の桜の木の実を使った儀式で死者を蘇らせることが出来る。

　そして、そのシシーが子供を欲する理由とは。

　最初は、ショーンが特別な女性で、彼女が産む子供が悪魔になるのかと思った。
　妊娠期間が６か月と６週間と６日と、ここでも〝６６６〟を使っていたからな。

　魔女と１５歳の少女の対決の行方。

　シシーが目的を達成しようというところは、結構凄惨な展開にもなるが、最終的には世代交代したということになるのかな。

　蘇らせの術を持てど、そんなに強くはないという感じだったな。

　やっぱりショーンは魔女一族の一人だったということなのかと思わされるラストであった。

/５　

監督：デビッド・キーティング
出演：アンナ・ウォルトン、ナオミ・パトリック、サム・ヘイゼルダイン
　　　エルバ・トリル、パトリック・ギブソン、リア・マクナマラ
於：ヒューマントラストシネマ渋谷