CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-249「渇きと偽り」(オーストラリア)

2022年11月07日 22時08分51秒 | オーストラリア映画
嘘を吐き続けていると第二の天性になる
 メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷の小さな町に帰ってきた。ルークは、自身の妻子を殺した後に自らも命を絶ったのだ。
 町は長らく雨が降らずに干ばつに襲われており、ルークが事件を起こした背景にもそうした土地の事情があり、いわばルークも犠牲者だと思われていた。
 しかし、町にとどまって捜査を行うフォークは、未解決事件となっている過去の事件とも向き合うことになり、数十年も隔てた2つの事件がつながっているのではないかと疑い始める。(「作品資料」より)


 ジェイン・ハーパーの小説を原作としたクライム・サスペンス。

 珍しく原作は読んだことはあったが、ほぼその内容は忘れていた。

 しかし、冒頭の方で主人公のアーロンが受け取った手紙の内容を見て、結構思い出したことも多かったな。

 アーロンは旧友のルークが家族を殺して自殺し、その葬儀のため20年ぶりに故郷の町へ戻る。

 アーロンはルークの両親から真実を調べてほしいと頼まれ、地元の警官と共に、事件を調査する。

 そんなアーロンに20年前の忌まわしい事件の影が絡んでくる。

 20年前の事件とは、アーロンと恋仲であったエリーが亡くなった件。

 ある理由から、アーロンはエリー殺害の疑いを持たれていたが、証拠もなく、アリバイはあり、逮捕されることもなかった。
 しかし、故郷を追われるように出ていくこととなる。

 20年ぶりに戻ったアーロンであるが、エリーの家族は今でもアーロンを疑っており、嫌がらせをしたりする。

 故郷では何日も雨が降っておらず、すっかり渇ききってしまっており、それが人々の心にも影響を与えている感じ。

 トリックを暴こうとする話ではなく、そんな土地の人々にアーロンが根気よく話を聞き、徐々に真相に迫っていくという展開。

 正直、事件の真相を突き止める展開は、多少唐突にも感じたが、いわゆるハードボイルド風の展開で興味深い作品であった。

 20年前の事件の真相にもアーロンは辿り着くようであるが、その処理はどうするんだろうな。

/5

監督:ロバート・コノリー
出演:エリック・バナ、ジュネヴィーヴ・オーライリー、キーア・オドネル、ジョン・ポルソン
   ジョー・クローチェック、クロード・スコット=ミッチェル、サム・コーレット、ベベ・ベッテンコート
於:新宿シネマカリテ

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