CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-261「事故物件 歪んだ家」(韓国)

2022年11月25日 00時42分08秒 | 韓国映画
いい人のフリをして、相手を憎むのは悪いこと
 元作家のヒョンミンは心に病を抱える妻ミョンヘを心配し、妻子を連れて人里離れた一軒家に引越すことに。しかし家の倉庫から物音が聞こえたり、鏡に何者かが映り込んだり、不気味な気配を感じたりと奇妙な出来事が続発し、ミョンヘはますます衰弱していく。
 ヒョンミンが調査すると、6年前に建てられたその家では、最初に住んだ一家の父子が謎の死を遂げるなど惨劇が繰り返されていたことが判明する。(「作品資料」より)


 元作家のヒョンミンは、妻、ミョンヘと子供たちと共に人里離れた一軒家へと引っ越してくる。

 精神を病むミョンヘのことを思っての引っ越しであったが、当のミョンヘは引っ越しに不満げな様子。

 そんな中、ミョンヘと娘のヒウは家の裏にある倉庫から物音がするのを耳にする。

 そしてミョンヘが耐え切れず倉庫の鍵を壊し、中に入っていくのだが、そこで恐ろしいものを目撃する。

 いわくつきの家に住み、思わぬ恐怖を味わうというホラー。

 どうやらその家では人が死んでいるようであるが、ヒョンミンは不動産屋から何も聞いていないし、尋ねられても不動産屋は答えない。

 韓国では事故物件であることを通知しなくてもいいのか。

 引っ越し前から精神を病んでいたミョンヘ。

 マンションで思いも寄らぬ行動をするシーンが冒頭に映し出されるが、それは現実ではないのか。

 引っ越してからのシーンでそう思わせるところもあるが、それは途中で、ミョンヘの精神的な問題であることは判ってくる。

 苛立ちと恐怖に駆られていたミョンヘが、倉庫に入ると豹変してしまう。

 何かに憑かれているよう。

 そして、ヒウも家の中で人影を目にする。

 果たしてミョンヘたちは前の住人と同じ運命を辿ることになるのか。

 倉庫からする物音の他に、鏡に写るもの、そして家の中で見える何者かの姿など、ホラーとしての怖さは充分。

 そして、ミョンヘたちに降りかかってくる恐怖。

 どのような結末となるのだろうと思ったら、「0.0MHz」と同じホラーの定石だったな。

 ヒウが葬儀会場で出会った男が、何かあったら電話を寄越せと言っていたが、結局何の役にも立たなかったな。

/5

監督:カン・ドンホン
出演:ソ・ヨンヒ、キム・ミンジェ、キム・ボミン
於:シネマート新宿

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