CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-328「邪悪な国のアリス」(イギリス)

2024年10月27日 14時31分51秒 | イギリス映画

遅刻したから殺したの?

 両親を火事で失い孤児となったアリスは、大きな屋敷に住む祖母のルースに引き取られる。祖母はアリスを温かく迎え入れるが、ひとつだけ守らなければいけない約束があった。それは絶対に森に近づいてはならないというものだった。

 祖母の家に引き取られてから急激に具合が悪くなったアリスは、ルースが読み聞かせる「ワンダーランド」の物語にとり憑かれていく。(「作品資料」より)

 

 誰もが知る児童文学「不思議の国のアリス」をモチーフとしたホラー。

 火事で両親を失ったアリスは、森の近くの大きな屋敷に住む祖母、ルースに引き取られる。

 アリスに優しく接するルース。

 しかし、アリスは体調を崩し、ベッドに伏せるようになってしまう。

 そんなアリスにルースは〝ワンダーランド〟の物語を読み聞かせる。

 アリスは奇妙な夢を見るようになり、その体は一層弱っていく。

 物語はアリスが見る夢とも現ともつかぬ映像で綴られる。

 登場するのはウサギの面をした男やマッドハッターに赤の女王。

 その言動は怪しいもので、アリスを追い詰めようとする。

 ルースが家にやって来たアリスに〝森には絶対入ってはならない〟と注意する。

 森の中に入った形跡はないが、森の近くの小川までは行っている。

 そこから森に何か見たのか。

 アリスが見る夢と思われるものに出てくる者たちは、アリスに何か恐ろしいことを言ったりするが、危険な目に遭わせるまではいかない。

 果たしてアリスはこの悪夢から逃れることが出来るのか。

 てっきりアリス自身が邪悪な存在なのかと思ったのだが。

 火事で両親を殺したりしたのかもとも。

 興味深い展開ではあったが、最後はその目的もハッキリしないまま終わってしまったなという印象の作品だった。

/5

監督:リチャード・ジョン・テイラー

出演:リジー・ウィリス、ルーラ・レンスカ、ジョン・ポール・ゲイツ、スティーブ・レイス

於:シネマート新宿


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