CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-114「レザーフェイス 悪魔のいけにえ」(アメリカ)

2018年05月13日 21時34分28秒 | アメリカ映画
家族を守らなければ
 テキサスの田舎町に農場を構えるソーヤー家で5歳になる少年の誕生パーティが開かれていた。やがて誕生日プレゼントとして彼に与えられたのはチェーンソーだった。
 その後ソーヤー農場で少女の変死体が発見されると、少年は亡くなった少女の父親でもあるハートマン保安官によって精神病院に送られる。
 10年後、彼は施設の仲間3人とともに看護師リジーを人質にとって脱走を図る。逃亡する彼らを、娘の復讐に燃えるハートマン保安官が執拗に追い詰めていくのだったが。(「allcinema」より)


 「悪魔のいけにえ」に登場する殺人鬼、レザーフェイス誕生までを描いた、バイオレンス・ホラー。
 トビー・フーパーもプロデュースに加わっているので、正式な前日譚という扱いになるよう。

 5歳のバースデーにチェーンソーをプレゼントし、殺人を促す家族に育てられていたジェッド。

 しかし、娘を殺された保安官、ハートマンによってジェッドは家族から離され、矯正施設へと入れられる。

 それから10年後、施設で暴動が起こり、看護士を人質とした4人の男女が脱走する。
 彼らを追うのはハートマン保安官。


 脱走した少年たちの名前は、アイザック、ジャクソン、バド。

 施設に入れられた子供たちは名前を変えられるということで、この中にジェッドがいるのだろうなとは予測できるのだが、一番怪しいのは、ぽっちゃり体型で無口、しかし、相手を瀕死にさせるほど殴るバド。

 そんなバドと行動を共にしているのは、ちょっとイカれた言動を見せる、アイザックとクラリス。
 そしてバドを思いやるジャクソンと、看護士のリジー。

 しかし、彼らを追うハートマンは容赦ない。

 それぞれが起こす行為はなかなか凄惨。
 スプラッタ要素は充分だったな。

 娘を殺されたことから、ちょっと常軌を逸しているハートマンと、ジェッドとその家族の対決をとなる展開。

 前日譚だから、どちらが残るかは判るのだが、その過程は興味深いものだった。

 そして、気になるのはリジーの運命。
 これも予測できるものではあったが、今の時代では意外な展開だったかな。

 
 伝説の殺人鬼、レザーフェイスが生まれるまでの話ということと、凄惨なシーンも多いスプラッタ・ホラーで、興味深い作品だった。

/5

監督:アレクサンドル・バスティロ、ジュリアン・モーリー
出演:スティーヴン・ドーフ、リリー・テイラー、ヴァネッサ・グラッセ、サム・ストライク、フィン・ジョーンズ
   ロリナ・カンブローヴァ、ジェームズ・ブルーア、ジェシカ・マドセン、サム・コールマン、ネイサン・クーパー
於:新宿シネマカリテ

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