CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-220「ネイルズ 悪霊病棟」(アイルランド)

2017年07月25日 01時58分55秒 | アイルランド映画
誰かが私を見ている
 陸上競技コーチのデイナ・ミルグロムはジョギング中に自動車事故に巻き込まれ、臨死体験を経てホープウェル病院に緊急入院する。
 喉に人工呼吸器をつけたまま、不自由な入院生活を送ることになった彼女はある夜、病室の隅のクローゼットの扉から近づいてくる不気味なゴーストを目撃。デイナは、“ネイルズ”と呼ばれるその存在を証明しようとするが、事故のストレス過多で幻想を見ているのだろうと夫のスティーブや病院の看護人たちは取り合わない。
 四面楚歌に陥った彼女は自分一人でネイルズと対峙する覚悟を決めるのだった。
 しかし、狙われているのは自分だけではないことに気付き、一人娘のジェマにネイルズの魔の手が伸びた時、デイナは最後の賭けに出る。(「KINENOTE」より)


 交通事故で瀕死の重体となった女性が、入院先の病院で恐怖に見舞われるというサスペンス・ホラー。


 デイナは交通事故に遭い、意識不明の重体となり、何とか意識を取り戻すものの下半身が動かず、喉に人工呼吸器を付け、入院生活を送ることになる。

 そして、ある夜病室に霊らしきものが現れ、彼女を見つめる。

 しかし、その話をしても夫や病院のスタッフは誰も信じない。

 その後もその霊らしきものは何度も現れ、ついにはデイナに危害を加えようとする。

 恐怖に怯えるデイナは、やがてその霊が、その病院に関わりがあることを知る。


 夜な夜な現れる霊の姿は結構怖いものがあったが、それ以外に特筆することはなかったかな。

 正直、よく判らないことが多い作品であった。

 デイナの元に現れる霊は、かつてその病院の入院患者で、その後スタッフになった男。

 入院している子供たちの爪を切っては、その爪を紙袋に入れて保存していたため、周囲から〝ネイルズ〟と呼ばれるようになるが、子供の不審死の容疑者とされ、自殺してしまう。

 そんなネイルズの霊は、デイナの元に現れ、何を訴えるのか、どんな目的があったのか。

 そもそもネイルズが子供たちの爪を集める理由が判らなかったな。

 そしてデイナと病院、ネイルズとの関わりが明らかになっていく。

 
 何か色々いわくありげな感じの霊ではあったが、そのあたりの真相はハッキリさせず、最後は襲い来るネイルズから逃れながら、決断を下すという展開。

 いかにも怪しげで、何かを知っていそうな精神科医が登場し、デイナの手助けでもするのかなと思ったが、全く役に立たなかったな。

 
 夜の病院という設定と、そこに現れる霊というのは恐怖心を煽るが、話の内容としては、もやもやした気分のまま終わる作品であったな。

/5

監督:デニス・バートク
出演:ショーナ・マクドナルド、ロス・ノーブル
於:新宿シネマカリテ

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