CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-192「ホール・イン・ザ・グラウンド」(アイルランド・ベルギー・フィンランド)

2019年08月02日 00時35分05秒 | アイルランド映画
あれは、あなたの息子じゃない
 シングルマザーのサラは、幼い息子クリスを連れてアイルランドの田舎町に移住してくる。クリスは次第に不審な行動を取るようになり、サラは息子が何かに取り憑かれているのではないかと考え始める。
 家の裏手に広がる森にできた巨大な穴に、その謎が隠されているのではないかと疑うサラだったが。(「作品資料」より)


 山道を車で走り、よそ見をしていると必ず事故が起こるというのが定番。

 サラが助手席にいる息子のクリスに注意を向けていると危うく人を轢きそうになってしまう。

 道に立っていたのはかつて幼い息子を殺したと噂されている老婆。

 その異様な様子に逃げるように離れるサラであるが、その後思わぬ恐怖に見舞われることになる。

 そんな母子の姿を描いたホラー。

 
 森の中で異様な陥没穴を発見するサラ。

 ある夜、クリスの姿が見えなくなったと思うとすぐに姿を現すが、どこか以前と違う様子を見せ始める。

 徐々にそれを感じ取っていくサラは、ついにクリスに対し、ある行動を取る。


 サラはある理由からクリスを連れて、逃れるように山間の町に引っ越してきたよう。

 精神的にまいっているのか、医者の診療を受け、薬も処方されている。

 そんなことから、サラのクリスに対する感情は、彼女自身の精神的妄想かもしれないと思わせる。

 
 クライマックス、その真相は明かされるが、結局その要因となるものは何だったのか。

 全体的には、恐怖の雰囲気を感じさせる内容にはなっている。

 いったいいつその恐怖は大きく明らかになって、サラに迫り来るのだろうと期待させる展開。

 最後の鏡がたくさん置かれている部屋の理由など、ハッキリとはさせないのもホラーということかな。

/5

監督:リー・クローニン
出演:サーナ・カーズレイク、ジェームズ・クイン・マーキー
   ジェームズ・コスモ、カティ・オウティネン、シモーヌ・カービー
於:新宿シネマカリテ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 19-191「生き人形マリア」(... | トップ | 19-193「セーラ 少女のめざ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アイルランド映画」カテゴリの最新記事