幸せってやつだ
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。
アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。(「作品資料」より)
アイスランドの山間に住み、羊飼いをしているイングヴァルとアリア夫婦。
どうやら子供を亡くしたようで、喪失感を抱えているようである。
そんな中、二人が羊の出産に立ち会っていると、そこに思わぬものが産まれてくる。
二人は、それを亡くした子と同じ〝アダ〟と名付けて育て、幸せに包まれていく。
寒々しい空で、白夜なのか、ほとんど暗闇のシーンはなかったな。
会話も少なく、雰囲気から状況を読み取らなければならない展開。
産まれてきたアダは最初は普通の羊のように見え、何が特別なのか判らなかったが、途中産んだ羊がアダを連れ出すところで、ようやくその姿がハッキリする。
確かに、これは禁断とも言える生き物だな。
イングヴァルの兄、ペートゥルがやって来たことや、産んだ羊が何度も窓辺にやって来て鳴くなど、何かが起きそうな雰囲気はあるのだが、その展開はゆったりとしたもの。
果たして、アダはどうして産まれたのか。
三人の行く末はどうなるのか。
最後の展開は、ただ子供を取り返すためにしたことなのか、それとも母親を殺され、その復讐でやったことなのか。
捉え辛い部分のある話であったが、興味深いスリラーであったな。
大まかに括れば、アート作品ということになるのかな。
マリアとイングヴァル、ペートゥルの3人がテレビで試合を観ている時、〝ニッポン!ニッポン!〟という応援の声が聞こえていたような気がするが、実際はハンドボールのアイスランド対デンマークの試合ということだった。
/5
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン、イングバール・E・シーグルズソン
於:新宿ピカデリー
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。
アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。(「作品資料」より)
アイスランドの山間に住み、羊飼いをしているイングヴァルとアリア夫婦。
どうやら子供を亡くしたようで、喪失感を抱えているようである。
そんな中、二人が羊の出産に立ち会っていると、そこに思わぬものが産まれてくる。
二人は、それを亡くした子と同じ〝アダ〟と名付けて育て、幸せに包まれていく。
寒々しい空で、白夜なのか、ほとんど暗闇のシーンはなかったな。
会話も少なく、雰囲気から状況を読み取らなければならない展開。
産まれてきたアダは最初は普通の羊のように見え、何が特別なのか判らなかったが、途中産んだ羊がアダを連れ出すところで、ようやくその姿がハッキリする。
確かに、これは禁断とも言える生き物だな。
イングヴァルの兄、ペートゥルがやって来たことや、産んだ羊が何度も窓辺にやって来て鳴くなど、何かが起きそうな雰囲気はあるのだが、その展開はゆったりとしたもの。
果たして、アダはどうして産まれたのか。
三人の行く末はどうなるのか。
最後の展開は、ただ子供を取り返すためにしたことなのか、それとも母親を殺され、その復讐でやったことなのか。
捉え辛い部分のある話であったが、興味深いスリラーであったな。
大まかに括れば、アート作品ということになるのかな。
マリアとイングヴァル、ペートゥルの3人がテレビで試合を観ている時、〝ニッポン!ニッポン!〟という応援の声が聞こえていたような気がするが、実際はハンドボールのアイスランド対デンマークの試合ということだった。
/5
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン、イングバール・E・シーグルズソン
於:新宿ピカデリー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます