CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-373「六人の嘘つきな大学生」(日本)

2024年12月11日 00時08分00秒 | 日本映画

フェアじゃないよな

 人気エンタテインメント企業の新卒採用で最終選考に残った6人の就活生。「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨む」という課題を与えられた彼らは、全員での内定獲得を目指して万全の準備で選考の日を迎えるが、急な課題の変更が通達される。6人の中で勝ち残るのは1人だけで、その1人は彼ら自身で決めるというのだ。

 戸惑う彼らに追い打ちをかけるかのように、6通の怪しい封筒が見つかる。その中には「詐欺師」「犯罪者」「人殺し」など6人それぞれを告発する衝撃的な内容が記されていた。

 やがて会議室という密室で、6人の本当の姿が次々と暴かれていく。(「作品資料」より)

 

 就職の最終選考に残った6人の大学生たち。

 その最終選考で思いも寄らぬ事態が発生する。

 最初は最終選考はグループディスカッションということで、場合によっては全員に内定が出されるという。

 6人は最終選考に向け、時々集まり準備を進めていき、やがて絆を深めていく。

 しかし、直前で選考内容が変更となる。

 6人で議論を重ね、内定者1人を決めるというもの。

 しかし、選考会場となる会議室で6人の悪事を告発した封書が発見され、空気は殺伐としたものになる。

 果たして、封書を書いたのは誰なのか。

 直前で選考方法を変えたり、一触触発の状態となった6人のいる会議室に現れなかったりと、会社が何か仕組んだのではないかと思ってしまうな。

 ことは会議室だけで終わらず、それから8年後に真相を明らかにしていく展開。

 会議室という密室の中で繰り広げられる悪事の告発と犯人捜しは興味深かった。

 しかし、真相を明らかにする展開は、少しまどろっこしかったな。

 残したデータのパスワードを謎解きのようにする意味があったのか。

 それとも犯人を見つけ出さそうという目論見なのか。

 最後は爽やかな風を装った終わりで、サスペンスとしては物足りなさが残ったかなという印象であった。

 最後の1人の悪事は気になったな。

/5

監督:佐藤祐市

出演:浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇人、山下美月、倉悠貴、西垣匠、中田青渚、木村了、渡辺大

於:TOHOシネマズ池袋


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