CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-027「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(スペイン・アメリカ・イタリア)

2024年01月30日 00時54分46秒 | スペイン映画

飛行機で貰った耳栓を外し忘れてたから大丈夫

 ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。

 リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。

 さらには、夢の中でオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」の世界に自身が登場するなど、クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々と巻き起こる。(「作品資料」より)

 

 「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」以来のウディ・アレン監督作品の鑑賞。

 フランス人監督のフィリップの広報をしている妻のスーに付き合って、サン・セバスチャン映画祭にやって来たモート・リフキン。

 スーとフィリップの仲を疑いながら、蚊帳の外に置かれたモートは、夢を見るようになる。

 それは、フェリーニやゴダール作品の中に自分と知り合いたちが登場するというもの。

 モートは大学で映画学を教えているらしく、ヨーロッパのクラシック映画が大好き。

 今や苦手となったヨーロッパの芸術作品であるが、観たことのある作品のパロディも多かったな。

 そんなヨーロッパのクラシック映画にオマージュを捧げたような内容。

 そして、友人の紹介で診察してもらった女医のジョーと出会い、恋心を抱き始めるモート。

 ロマンティック・コメディではあるが、劇的な展開にはならなかったな。

 サン・セバスチャンの街並みはロマンティックさを感じたが。

 サン・セバスチャンでの体験によって、ようやく自分を理解し、多少なりとも前向きになったモートの姿を映し出すというような作品だった。

/5

監督:ウディ・アレン

出演:ウォーレス・ショーン、ジーナ・ガーション、ルイ・ガレル、エレナ・アナヤ、セルジ・ロペス、クリストフ・ヴァルツ

於:シネ・リーブル池袋


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