CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-247「15ミニッツ・ウォー」(フランス・ベルギー)

2019年10月17日 00時30分32秒 | フランス映画
3つ数えて撃つ
 フランスの植民地ジブチでフランス人学校のスクールバスが武装組織に乗っ取られる事件が発生。犯人グループは子どもたちを人質に、仲間たちの解放とフランスからの独立を要求した。
 事態を重く見たフランス政府は5人の凄腕スナイパーを現地に送り込み、極秘作戦に向けて準備を進める。
 そんな中、生徒たちの身を案じた女性教師が、軍関係者の制止を振り切り、単身バスへと乗り込んでいくのだったが。(「allcinema」より)


 1976年に起こったジブチ・バスジャック事件を基に製作されたアクション・サスペンス。


 フランス最後の植民地、ジブチで独立を望むテロリストたちによってスクールバスが乗っ取られる。

 21人の子供たちを乗せたままバスはソマリアとの国境近辺に停車。

 子供たちを救い出すため、ジェルヴァル大尉を中心とした5人の特殊部隊が現地へ送られる。
 
 そんな中、1人の女性教師が子供たちを護るため、自らテロリストが占領するバスへと乗り込む。

 果たしてジェルヴァルたちはテロリストを排除し、子供たちを無事に助け出すことが出来るのか。


 国境付近に外人部隊、特殊部隊が送り込まれるが、子供たちが危険な状態にいること、また政治的要素も絡み、緊迫した平衡状態が続いていく。

 そこで、事態解決のため、ジェルヴァルは一斉狙撃という作戦を提案し、実行しようとする。

 しかし、それでもパリ政府から作戦を進める命令が出ず、ジリジリした時間が過ぎていく。

 危険な状況が続いていく中、なかなか政府が命令を出さないことに業を煮やしたジェルヴァルたちは、自分たちで作戦決行を決める。

 この展開は、例え自分たちの立場が危うくなっても人命を助けるために行動するという、少々英雄的なものが入っていたかな。

 作戦実行、これで終わりかと思ったら、そこから激しい銃撃戦が展開される。

 邦題にもあるよう、正に15分間の戦争が展開され、その様子には緊張感が高まっていく。
 しかも子供たちを巻き添えにしかねない戦い。

 ラスト、必ずしもハッピー・エンドというわけではないところが、ほろ苦さを残すな。

 現場の暑さも相俟って、ジリジリした緊張感もあり、また激しい銃撃戦もあり、惹き込まれる一本だった。

/5

監督:フレッド・グリヴォワ
出演:アルバン・ルノワール、オルガ・キュリレンコ、ケヴィン・レイン、ヴァンサン・ペレーズ
   ジョジアース・バラスコ、ミカエル・アビブル、セバスティアン・ララン、ギヨーム・ラベ
於:新宿シネマカリテ

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