CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-240「パペット・マスター」(イギリス・アメリカ)

2019年10月12日 01時00分39秒 | イギリス映画
闇に紛れて道を避けろ

 ヒューマントラストシネマ渋谷で開催されている〝シッチェス映画祭〟ファンタスティック・セレクション2019の中で公開された1本。

 本作を観るまで知らなかったのだが、第1作が1989年に公開され、シリーズとして10本以上も製作されたという人気シリーズの最新作ということらしい。

 「チャイルド・プレイ」のチャッキーにも負けず劣らずの人形たちが、人間たちを殺戮していくホラー。


 冒頭、1989年、怪しげな男、トゥーロンがパペットを操り、同性愛者である女性二人を惨殺する。

 そして、時代が現代となり、離婚したばかりのエドガーが、亡くなった弟の遺品であるパペットをオークションに出品しようと、トゥーロンの邸宅近くのホテルへ、恋人のアシュリー、友人のマルコウィッツと共にやって来る。

 そこには同じくパペットをオークションに出そうという人々が集まっていたが、突然パペットたちが動き出し、人々を惨殺し始める。

 ホテルに閉じ込められた形となったエドガーたちは、果たしてパペットたちの襲撃から逃れることが出来るのか。


 トゥーロンが作ったと思われるパペットたち。

 果たして何故動き出すのか、ハッキリとは判らなかったが、それぞれのパペットが持つ武器で人々を惨殺していく。

 その描写は血飛沫満載。
 首をはねられたり、内臓さらけ出したりというスプラッタ要素でいっぱいだったが、どことなく滑稽な雰囲気もあり。

 パペットたちが動く様子もCGではなく、手作り感いっぱいの表現だったな。

 最近のホラーでは女性が惨殺されるシーンは少ないような気がするが、本作では男も女も関係なし。

 誰が生き残るのかということでも、意外な展開となっていく。

 そして、あからさまに続編作りますよという結末。

 謎を問いかけるような間もなく、あっという間に殺戮が繰り広げられ、さくさく進む感じが良かったな。

 もう何作目なのか判らないぐらいで、ナチスなどの話についてはアッサリしていたが、ユーモラスなところもあり、面白い作品だった。

/5

監督:ソニー・ラグーナ、トミー・ウィクランド
出演:ジェニー・ペリサー、バーバラ・クラプトン、トーマス・レノン
   ネルソン・フランクリン、マイケル・パレ、ウド・キア
於:ヒューマントラストシネマ渋谷 

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