CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-065「アントラム 史上最も呪われた映画」(カナダ)

2020年02月19日 01時28分36秒 | カナダ映画
これであなたは全編を観ました
 1970年代に1本のホラー映画が製作された。しかし、その上映会を企画した者たちは次々と謎の死を遂げ、いつしかフィルムも行方不明となってしまう。
 そんな呪われたフィルムがついに発見され、いよいよその全貌が明らかとなる時がくるのだったが。(「allcinema」より)


 観たら死ぬと言われる最凶ホラー〝アントラム〟を検証するドキュメンタリー。

 基本的にドキュメンタリーは観ないのだが、本作はホラーがらみの都市伝説っぽい話であったし、件の最凶ホラー〝アントラム〟本編も観られそうだったので、鑑賞することに。

 冒頭は、この作品を観て、災難に遭った例を挙げていく。

 初めて上映された映画館で火災が発生し、観客が死亡。
 いくつかの映画祭で鑑賞したスタッフも死亡することとなり、それが噂となると共に、フィルムが紛失する。

 そのフィルムが発見されたことをきっかけに、作品を検証するというもの。

 とは言え、ほとんどはその作品自体を映し出すもので、作品自体への検証の成果はエンドロールと共に流されるというものだったな。

 作品自体は、まずオープニングロールの文字を見て、どこの作品かよく判らなかった。

 幼い姉弟が、安楽死させた愛犬の魂を救うため、山に入ってひたすら穴を掘るというもの。
 それが、地獄の門を開いてしまったのか、弟は幻覚らしきものを目にするようになる。

 実際に体験する恐怖は現実的なものに襲われるものだったが。

 途中、日本人らしい男が、山に入ってきて切腹自殺をしようとするシーンもある。
 演じていたのは、シュー・サキモトという人らしい。

 怪しげな雰囲気はいっぱいであったが、怖いと思わされるシーンは少なかったかな。

 最後に、この作品が死を招くという理由を検証、報告してくれるのだが、作品の内容自体が理由ではなかったようだな。

 かつて問題にもなったサブリミナルのようなものが理由だったのかな。

 テーマのわりには、やや物足りない感じで終わった作品だったな。

 後から調べると、本作はモキュメンタリーだったんだな。

 何かガッカリ感も無きにしも非ずだが、本当に呪われた作品を劇場公開するというのもそうそうないかな。

/5

監督:マイケル・ライシーニ、デヴィッド・アミト
出演:ニコール・トンプキンス、ローワン・スミス、サーカス=サレフスキ
   ダン・イストラーテ、シュー・サキモト、クリステル・エリング
於:シネマート新宿

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