CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-038「Pure Japanese」(日本)

2022年02月08日 23時52分20秒 | 日本映画
俺には越えないことの方が難しい
 アクション俳優の立石は社交性がない一方で日本文化に傾倒しており、周囲からは変わり者として距離を置かれている。
 一方、女子高生のアユミは祖父と暮らす土地を中国人ブローカーと地元ヤクザに狙われ、執拗な嫌がらせを受けていた。
 ある日、立石は偶然アユミを助け、アユミは彼になつくように。
 過去の撮影現場での事故によるトラウマから暴力に対するリミットをかけていた立石は、アユミを守るための相手への攻撃を肯定されたことで、抑えていた狂気を目覚めさせていく。(「作品資料」より)


 日光江戸村で働いている立石はかつてハリウッドでも活躍したスタントマン。

 しかし、アメリカで起こった事故がきっかけでトラウマを抱えるようになり、アクションが出来なくなっている。

 一見穏やかで、困っている人を見ると助けずにはおられない人物のようだが、反面日本文化に傾倒しており、毎日日本刀の素振りを怠らない。
 それから自分のしたことに対する虚言癖もあるような感じ。

 そんな立石は、地元のヤクザから土地の地上げで嫌がらせを受けていた女子高生のアユミとの交流が生まれるが、アユミの祖父が亡くなり、いよいよ土地を取り上げられそうになった時、アユミは立石に助けを求める。

 〝こいつら全員殺しちゃって!〟

 その言葉から立石の封印していた狂気が表へと湧き出る。

 社交性は無いが、穏やかな雰囲気の男が、実は裏に狂気を宿しており、それが最後には露わとなり、地元ヤクザたちとの壮絶な戦いに発展する。

 数十人ものヤクザを相手に日本刀で立ち向かっていく立石。

 主要な相手とは、江戸村を舞台に対決する。

 やたらと自分が日本人であることに固執している風の立石であるが、彼の出自に関しては、ハッキリしたことは言及されていなかったな。

 ストーリーとしては王道的なものがあるが、クライマックスの激しい対決、血まみれのアクションは見応えがあるバイオレンス・アクションであった。

 江戸村で忍者の役もやっていたので、手裏剣なども使えるんだな。

/5

監督:松永大司
出演:ディーン・フジオカ、蒔田彩珠、渡辺哲、金子大地、黒岩司
   大北晋平、鷲津秀人、二ノ宮隆太郎、水間ロン、呉城久美
   高野春樹、ボブ鈴木、鈴木孝之、坂口征夫、村上淳、嶋田久作、別所哲也
於:新宿バルト9

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