CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-251「WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス」(日本)

2019年10月20日 21時53分51秒 | 日本映画
日本人は勝負の時、カツ丼を食べます
 2020年、日本では大東亜世界体育大会が開かれようとしていた。日本を訪れる数々の不良外国人から日本を守るため、極右的組織に育てられた女殺し屋キカに、不良外国人抹殺の指令が下る。壮絶な殺しの世界に生きるキカ。
 だが、あるアイドルの少女との出会いにより、彼女の中で何かが変わっていく。(「KINENOTE」より)


 2020年の大東亜世界体育大会開催を控えた日本で、不良外国人から日本を守るため、その抹殺指令を受けた女殺し屋のキカ。

 そんなキカの戦いと心の変化を描いたバイオレンス・アクション。

 
 監督が「東京残酷警察」「蠱毒 ミートボールマシン」の西村喜廣ということで、残酷描写、血飛沫満載の作品になっている。

 不良外国人抹殺指令を受けたキカの姿を描いているが、最初、キカはやたらと食事を作り、食べるシーンが多い。

 そこで紹介される日本食の数々。
 これは見ていて美味しそうで、食べたいなという欲求を感じさせたな。

 それと、そんなキカの様子や日本の文化を紹介するナレーションの役割を見せるのが、全身にサランラップを巻いた女。
 それも全て英語。

 更にキカに抹殺指令を行うこけし様と、突飛なキャラも多し。

 キカを演じたのは、ミュージシャンでもあるという藤田恵名。

 最初はほとんど台詞を発することなく、目力で感情を表すというシーンが多い。
 途中歌うシーンはあるが、最後まで台詞を発しないのかなと思ったが、随所に台詞を発するシーンはあったな。

 キカはアイドルをしている少女と出会うことによって、気持ちが変わっていく様子を見せるが、事態は思わぬ状況へとなっていく。

 物語としては戦いの結末となっていくが、作品全体に何かしら〝オモテナシ〟に関して揶揄するような雰囲気があったな。

 上映後にトークショーがあり、西村監督も参加していたが、ちょっと思想的に言いたいことがあったということも語っていたな。

 思想的な部分はよく判らなかったが、相変わらずのハチャメチャな展開と血飛沫や肉体破壊満載のグロテスク・バイオレンス。

 偏った内容の話ではあったが、エンターテインメントとしても楽しめる作品ではあった。

/5

監督:西村喜廣
出演:藤田恵名、屋敷紘子、サイボーグかおり、笹野鈴々音、鈴木希実、鳥居みゆき
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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