CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-070「グリンゴ 最強の悪運男」(アメリカ・メキシコ・オーストラリア)

2020年02月23日 00時51分33秒 | アメリカ映画
ニンジンを食ってろ、いずれバナナを食えるようになる
 製薬会社で真面目に働いてきたハロルドだったが、友人だと思っていた経営者のリチャードに裏切られ、もうすぐクビになると知ってしまう。おまけに最愛の妻からはリチャードとの浮気を打ち明けられ、離婚を迫られる始末。
 踏んだり蹴ったりのハロルドはリチャードへの復讐を誓い、出張先のメキシコで偽装誘拐を企て、身代金の5億円を騙し取ろうとするのだったが。(「allcinema」より)


 正直者だが、あまりパッとしない男、ハロルド。
 真面目に生きてきたが、友人である会社の経営者、リチャードからは解雇されそうになり、しかも妻のボニーからは浮気を告白され、離婚を迫られる。

 ハロルドは復讐のため、メキシコで偽装誘拐を企て、身代金を騙し取ろうと考えるが、思いも寄らぬ事態に陥っていく。

 そんなハロルドのついていない姿と顛末を描いたサスペンス・コメディ。

 ハロルドは身代金を要請するが、実は会社は経営難で、売却も考えており、金がない。
 そんな中、リチャードは、元傭兵で、今はボランティア活動をしている兄のミッチにハロルドの救出を依頼する。

 しかし、社員が死ねば、その保険金が会社に入ることを知ったリチャードは、一転ミッチにハロルドの殺害を依頼する。

 更にメキシコの工場では、裏でギャングのボスが麻薬精製に関わっており、その存続のためハロルドを捕まえ、脅そうと試みる。

 誰からも身柄を狙われることとなるハロルド。

 そんなハロルドの争奪戦がコミカルに描かれる。

 コミカルと言えど、ギャングも関わり、容赦ない殺戮も行われたりする。

 果たして、命が危うい状況のハロルドはどうなるのか、そして一発逆転があるのか。

 ハロルドを中心に様々な思惑を持った者達が絡み合っていく展開が面白い。
 と共に、ハロルドも危険の連続で緊迫感もあったな。

 離婚を迫られたハロルドに出逢いの雰囲気もあったりするが、果たしてハロルドは最後に何を得ることが出来るのか。

 そして、ハロルドを危険な目に遭わせるリチャードやギャングのボスたちがどうなるのか。

 展開が興味深いクライム・サスペンスであり、コメディであった。

/5

監督:ナッシュ・エドガートン
出演:デヴィッド・オイェロウォ、シャーリーズ・セロン
   ジョエル・エドガートン、アマンダ・サイフリッド
   タンディ・ニュートン、シャールト・コプリー、ユル・ヴァスケス
於:新宿バルト9

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-069「ラスト・サンライズ... | トップ | 20-071「ナイブズ・アウト ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事