CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-240「君を愛したひとりの僕へ」(日本)

2022年10月26日 23時13分49秒 | 日本映画
名乗るほどの者ではございません
 両親が離婚し父と暮らす小学生・日高暦は、父の職場で佐藤栞という少女と出会う。暦と栞は互いにひかれ合うが、やがて親同士が再婚することに。
 2人は兄妹にならない運命が約束された並行世界に駆け落ちするが。(「作品資料」より)

 
 話題の小説をアニメで映画化した作品。

 本作と「僕が愛したすべての君へ」の2作が同時公開で、繋がっている作品らしい。

 どちらが前編というわけでもないので、どちらから鑑賞してもいいようだが、鑑賞する順によって、その結末は大きく変わるラブストーリーと謳われていたが、それはそうだろう。

 ラブストーリーと謳われているが、並行世界(パラレルワールド)を題材としている話でもあり、SF的な要素も強い。

 小学生の頃に出逢った日高暦と佐藤栞は、その後も一緒に行動し、惹かれ合っている仲。

 しかし、親同士が再婚することになり、兄妹となってしまった二人は、両親が離婚していない世界へ行こうと決意するが、行き着いた世界で思わぬ出来事が起こってしまう。

 そこから暦の栞に対する想い、栞のために生きていく世界がおよそ60年に渡って描かれる。

 そこに暦の学生時代の同級生だったという和音が現れ、暦は秘密を話し、共に研究を進めていく。

 パラレルワールドに関する研究所に勤める暦と和音、更に暦の父と栞の母も同じ研究所で勤務する。

 何かと専門的な用語が飛び交うので、そのあたりは理解することは出来なかったが、そもそもパラレルワールドに関する専門用語というのは存在するのか。

 暦はパラレルワールドを体験するのだが、そこでは祖父が亡くなっていたり、あるいは祖父の愛犬が亡くなっていたりと違った状況で時が進んでいく。

 そして、最後に暦が決断すること。
 それは切ない決断であったな。
 ちょっと「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」を思い出してしまったな。

 本作では、切ないラブストーリーを描いており、最後はスッキリするような結末だったかな。

 エンドロール後に結末が描かれる感じである。

/5

監督:カサヰケンイチ
声の出演:宮沢氷魚、蒔田彩珠、橋本愛、田村睦心、浜田賢二、園崎未恵、西村知道、水野美紀、余貴美子、西岡徳馬
於:TOHOシネマズ池袋

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