CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-203「わたくしどもは。」(日本)

2024年07月11日 00時12分40秒 | 日本映画
どうせ欠けていますから

 佐渡島の金山跡地で目を覚ました女。

 過去の記憶がない彼女は清掃員の女キイに助けられ、キイがアカとクロという女の子と暮らす家に運ばれる。自分の名前すら思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。

 そこで警備員の男アオと出会ったミドリは、彼もまた過去の記憶がないことを知り、次第にひかれ合っていくが。(「作品資料」より)


 佐渡島を舞台に記憶を無くした男女が惹かれ合う様子を描いたファンタジー・ロマンス。

 冒頭、心中する男女の姿が描かれ、その後女性は目を覚ます。

 しかし、自分の名前も過去も憶えていない。

 彼女を助けた清掃員のキイと共に暮らすクロとアカからミドリと名付けられた女性は、清掃員として働くことに。

 そして心中を試みた相手である男性と再会するが、警備員として働く彼も記憶を無くしており、ミドリはアオと名付ける。

 2人は交流を重ね、惹かれ合っていく。

 2人が過ごしている世界はどこか違和感がある。

 それは鉱山跡という場所のせいなのか。

 アオは時折、体がただれた男を目撃する。

 そして2人以外にも、性同一障害、女性になりたい少年の姿が映し出される。

 やや幻想的な雰囲気で進んでいく話であるが、展開が掴み辛いので、眠気を誘われる感じでもあったな。

 やがて、キイも含めてミドリとアオが置かれている状況が判る。

 現世から来世へと移る途中の状態ということなのかな。

 館長と呼ばれる男性は長くいるような感じだったが、どういう存在だったのだろう。

 話の行き先が見えずに、ちょっと辛い作品だったが、佐渡の鉱山跡を舞台にした幻想的な雰囲気は興味深かった。

 余計に眠気に誘われたのかな。

/5

監督:富名哲也

出演:小松菜奈、松田龍平、片岡千之助、石橋静河、内田也哉子、森山開次、辰巳満次郎、田中泯、大竹しのぶ

於:新宿シネマカリテ

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