CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-149「アンチグラビティ」(ロシア)

2020年09月07日 00時08分53秒 | ロシア映画
昏睡の世界に真実がある
 ミステリアスな事故の後、若者は通常の重力法則が無視された異様な世界で目を覚ます。
 そして謎の黒い怪物に襲われかけた若者は、ヤンという男が率いる集団に助けられ、ここにいるのは現実世界で昏睡状態に陥った人間ばかりで、この世界は彼らの記憶で創り上げられていると教えられるのだったが。(「allcinema」より)


 重力も無視した不思議な世界に目覚めてしまった男。
 
 彼は何者かたちに助けられると、皆実際は昏睡状態に陥っており、そんな昏睡状態の者たちが記憶で作り上げた世界を共有しているということを告げられる。

 そんな世界では、リーパーと呼ばれる死神が彼らに襲い来る。

 集団のリーダーであるヤンは、リーパーのいない島を信じ、男がその場所の鍵を握っていると言う。

 男は、リーパーの襲撃をかわしながら、リーパーのいない島を見つけ出すために奮闘する。


 自分が昏睡状態で見ている記憶の中で生きていることを自覚しており、現実の世界で目覚めることが出来れば、この世界から逃れることが出来るという設定。

 記憶の中の世界というのは、重力を無視したような浮遊感のある空間で、ちょっと面白い世界ではある。

 そこに生きる者たちを狙うリーパーの姿なども含めて、どことなく見たことあるような映像ではあったが。

 鍵を握っていると言われる男が、どのような能力を発揮するのか、彼らが目指す場所がどのような場所なのか、気になるところ。

 同時に男は、現実の世界での記憶がフラッシュバックする。

 果たして、彼が昏睡状態に陥った理由は何なのか。

 リーパーに追われ、絶体絶命の状況となる中、現実の世界で目覚めようとするクライマックス。
 その真実が明らかになった時、男は更なる危機へと追い込まれることとなる。

 既視感ある映像ではあったが、物語の展開など、興味深い作品ではあった。

/5

監督:ニキータ・アルグノフ
出演:ライナル・ムハメトフ、アントン・パンプーシュニー
   ルボフ・アクショノーヴァ、ミロシュ・ビコヴィッチ、コンスタチン・ラヴロネンコ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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