目を回させようとしてるんだ
1977年、ハロウィンの夜。放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャックは、生放送のオカルトライブショーで人気低迷を打開しようとしていた。
霊聴やポルターガイストなど怪しげな超常現象が次々と披露されるなか、この日のメインゲストとして、ルポルタージュ「悪魔との対話」の著者のジューン博士と本のモデルとなった悪魔憑きの少女リリーが登場。
視聴率獲得のためには手段を選ばないジャックは、テレビ史上初となる“悪魔の生出演”を実現させようともくろむが、番組がクライマックスを迎えたとき思わぬ惨劇が起こる。(「作品資料」より)
1977年のハロウィンにテレビの生放送中に起きた恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
番組のマスターテープが発見されたというファウンド・フッテージ形式で描かれる。
なかなか視聴率が上がらない深夜のテレビ番組〝ナイト・オウルズ〟の司会者、ジャック・デルロイは、ハロウィンの夜の放送にオカルト・ライブショーを行う。
霊の声が聞こえるという男が登場し、観客にちなむ霊の声を聞いたりする。
まずは胡散臭いことから始まり、それは事実なのか演出なのか判らない。
その後、リリーという少女と彼女の保護者であるジューン博士が登場。
悪魔に憑かれているというリリーの様子を見せる。
番組内ではポルターガイストのような事象もおこったりするが、果たして全ては本当のことなのか、フェイクか。
催眠術を使ったりするものも現れ、事実かフェイクかを論争していく。
そして最後に思いもよらぬことが起こる。
番組内の流れは面白かった。
ジャックは妻を亡くしており、その彼女も事象に絡んでいることが示唆されたりする。
果たして最後にはどのようなことが起こるのか。
テレビ番組の中で起こったこととして、事実なのか演出なのかハッキリしない中、展開が興味深かった。
ファウンド・フッテージなのに、ジャックが見たものが最後に映し出されるのはおかしいかなと思うが、これも放送された映像なのか。
/5
監督:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
出演:デヴィッド・ダストマルチャン、ローラ・ゴードン、フェイザル・バジ、イアン・プリス、イングリット・トレリ、リース・アウテーリ
於:TOHOシネマズ池袋
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