この世界は脳が生み出した幻影なのかもしれない
新宿で車上生活を送る名越進。
記憶も感情も失った彼は、謎めいた研修医・伊藤学と出会い、頭蓋骨に穴を空ける“トレパネーション”という手術を受ける。しかしそれは禁断の実験で、名越が右目を手で覆い、左目だけで見ると、人間が異形の姿に変貌していた。伊藤によると、他人の心の歪みが視覚化されたイメージ“ホムンクルス”が見えているのだという。
こうして、否応なしに人間の心の闇と対峙するハメになり、混乱していく名越だったが。(「allcinema」より)
人気のカルト・コミックスを実写映画化したミステリー・ホラー。
記憶も感情も失い、車上生活を送っている名越進が、伊藤学という研修医と出会い、彼からある提案を受ける。
それは頭蓋骨に穴を空けて、脳の圧迫を少なくして、何かしらの効果を見ようというもの。
そして、その提案を受け入れ、頭蓋骨に穴を空けた名越は、思わぬものを目にするようになる。
本編観るまで、監督が「呪怨」シリーズや「樹海村」等の清水崇とは知らなかったな。
いわゆる〝トレパネーション〟という手術を受けた名越は、他人の心の歪みが視覚化されたものが見えるようになる。
それは砂であったり、ロボットであったり、水であったり。
その描写が、何となくホラーっぽい雰囲気ではあったな。
トレパネーションという手術自体がホラーっぽい要素いっぱいではあるが。
そんな名越がホムンクルスを見た相手との絡みによって、それぞれが持つトラウマなどを、好むと好まざるとに関わらず、解決するという展開。
そして、最後には彼が失った記憶が明らかになり、その鍵を握る人物との絡みが描かれる。
トレパネーションという、ちょっとグロテスクな行為から、ホムンクルスという異形なものが見えるという設定の中で、展開するのは、ちょっと人間ドラマっぽいもの。
クライマックスは、記憶を取り戻した名越が、そうはならないだろうと思いながらも、幸せになるのかなと思ったら、二転するという展開。
最後はもう一波乱あるかと思ったら、おとなし目の結末ではあったが、トレパネーションという設定と、それから見えるホムンクルスという異形のようなものなど、興味深く観られる作品だった。
/5
監督:清水崇
出演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽
於:シネプレックス幕張
新宿で車上生活を送る名越進。
記憶も感情も失った彼は、謎めいた研修医・伊藤学と出会い、頭蓋骨に穴を空ける“トレパネーション”という手術を受ける。しかしそれは禁断の実験で、名越が右目を手で覆い、左目だけで見ると、人間が異形の姿に変貌していた。伊藤によると、他人の心の歪みが視覚化されたイメージ“ホムンクルス”が見えているのだという。
こうして、否応なしに人間の心の闇と対峙するハメになり、混乱していく名越だったが。(「allcinema」より)
人気のカルト・コミックスを実写映画化したミステリー・ホラー。
記憶も感情も失い、車上生活を送っている名越進が、伊藤学という研修医と出会い、彼からある提案を受ける。
それは頭蓋骨に穴を空けて、脳の圧迫を少なくして、何かしらの効果を見ようというもの。
そして、その提案を受け入れ、頭蓋骨に穴を空けた名越は、思わぬものを目にするようになる。
本編観るまで、監督が「呪怨」シリーズや「樹海村」等の清水崇とは知らなかったな。
いわゆる〝トレパネーション〟という手術を受けた名越は、他人の心の歪みが視覚化されたものが見えるようになる。
それは砂であったり、ロボットであったり、水であったり。
その描写が、何となくホラーっぽい雰囲気ではあったな。
トレパネーションという手術自体がホラーっぽい要素いっぱいではあるが。
そんな名越がホムンクルスを見た相手との絡みによって、それぞれが持つトラウマなどを、好むと好まざるとに関わらず、解決するという展開。
そして、最後には彼が失った記憶が明らかになり、その鍵を握る人物との絡みが描かれる。
トレパネーションという、ちょっとグロテスクな行為から、ホムンクルスという異形なものが見えるという設定の中で、展開するのは、ちょっと人間ドラマっぽいもの。
クライマックスは、記憶を取り戻した名越が、そうはならないだろうと思いながらも、幸せになるのかなと思ったら、二転するという展開。
最後はもう一波乱あるかと思ったら、おとなし目の結末ではあったが、トレパネーションという設定と、それから見えるホムンクルスという異形のようなものなど、興味深く観られる作品だった。
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監督:清水崇
出演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽
於:シネプレックス幕張
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