CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-245「ケージ・ダイブ」(オーストラリア)

2017年08月19日 00時28分57秒 | オーストラリア映画
帰ることができれば、ちゃんとしたい
 2015年10月21日、オーストラリアのアデレード沖で、突然の高波に襲われたクルーザーが転覆し“シャーク・ケージ・ダイビング”を楽しんでいた観光客たちは海に投げ出される。
 エクストリームゲーム番組のオーディション・テープを撮影するためツアーに参加していたジョシュ、メーガン、ジェフの3人のアメリカ人もそのなかにいた。
 救助隊は現れず、次々とサメの餌食になっていく漂流者たち。ジョシュはその模様を小型水中カメラで記録していた。
 やがて夜になり、3人は救命イカダを発見するが、さらなる恐怖が彼らを襲う。(「KINENOTE」より)


 オーストラリアの海で、〝シャーク・ケージ・ダイビング〟を楽しんでいた3人のアメリカ人が、高波によるクルーザー転覆で、海に投げ出されることになる。

 サメが泳ぐ海の中で救助を待ちながら漂流する3人の姿を描いたパニック・スリラー。

 何となく「オープン・ウォーター」に似たような話になっていくなと思っていたら、ところによっては、「オープン・ウォーター」の第3弾ということになっており、なるほどという感じ。

 事故から10日後に海中で発見されたビデオカメラによる映像で綴られるファウンド・フッテージ形式の作品。つまりP.O.V.。

 
 ジョシュとジェフの兄弟、そしてジェフの恋人、メーガンは、エクストリーム番組のオーディション・ビデオを撮影するため、オーストラリアのシャーク・ケージ・ダイブのツアーに参加することにする。

 序盤は、そんな3人がツアーに参加するまでの様子が映し出され、ちょっと本筋とは違うが、ジェフが病気を患っていることや、3人の隠された関係などが明らかになっていく。

 そして、ケージ・ダイブ中、高波の事故によって海に投げさだれることになる。

 同じツアーに参加していた人たちがサメに襲われたりする中、何とか生き延びる3人であるが、漂流するうち、徐々に体力も消耗していく。

 サメがいつ襲ってくるか判らないという恐怖の中で漂流するシーンが続き、一時は救命ボートを発見し、このまま助かるのかと思わせる。

 なかなか救助が訪れない中、疲れとあせりによって苛立ちも募り、ここで序盤に明かされた真実が3人の運命を決定的なものにする。

 サメの襲撃など、緊迫したシーンもあるが、基本は漂流する3人の姿を映し出すもの。
 結末も何となく判ってくるのだが、こういう状況で、やっぱり多少バカなことをしてしまう者もいるんだなという感じである。


 シャーク・ケージ・ダイブは檻の中に入って海中に潜り、サメを観察するダイビングで、人気のツアーでもあるらしい。
 本作では、誓約書のようなものに、死傷に至っても保障しないというような文言があり、こんな危険なダイビングはやりたくないと思ったな。

/5

監督:ジェラルド・ラシナオト
出演:ジョエル・ホーガン、ミーガン・ペータ・ヒル、ジョシュ・ポソフ、ピート・ヴァレー
    マーク・フェル、クリストファー・カレン、タラ・ウライス、ティーガン・パージャー
於:新宿シネマカリテ

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