CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-253「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(アメリカ)

2019年10月22日 11時45分14秒 | アメリカ映画
驚くだろうが、倉庫に火炎放射器があるんだ
 落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。
 情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが、このままでは高級住宅地にあるリックの豪邸も手放さなければならなくなる。
 そんな彼の家の隣には、時代の寵児となった映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で新進女優のシャロン・テートが越してきて、彼らとの勢いの違いを痛感するリック。
 一方クリフはヒッチハイクをしていたヒッピーの少女を拾い、彼女をヒッピーのコミューンとなっていた牧場まで送り届けてあげるのだったが。(「allcinema」より)


 「ヘイトフル・エイト」に続くクエンティン・タランティーノ監督の9作目の作品。

 レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演したということでも話題になっている。


 ディカプリオ演じるTV俳優のリック・ダルトン。
 かつてはTVスターとして名声を得ていたが、今や悪役を演じて落ち目になってきている。

 そんなリックのスタントマンであるクリフ・ブースは、公私に渡って支えてきた男。

 物語は、1969年のそんな二人の様子を描いて展開していく。

 そして、もう1人、「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」でも描かれているシャロン・テートが登場。

 そうなると、やはり最後はあの事件が起こって物語は締まるのかなという予測。

 チャールズ・マンソンとその信奉者である女性たちも登場し、クリフと絡んだりする。

 随所に緊迫した場面を挿入したりするが、コミカルなシーンも多々。

 大笑いするようなシーンはなかったが、クスリとさせるような言動はいくつもあったな。

 
 リックはポランスキーとシャロン・テート夫妻の隣に住んでいるという設定。

 もちろんクリフは何度もリックの家に訪れ、時に雑用をこなしたりしている。

 果たして、そんな二人はあの事件にどのように絡むのか。

 クライマックスはいかにもタランティーノらしい展開かなという印象。
 バイオレンスの中にユーモアを含めたものだったな。

 物語の行き先が判りづらいところはあったが、ユーモアとバイオレンスもあり面白い作品だった。

 結末は、あの事件に対する想いが反映されたような感じだったな。

/5

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー
   エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント
   オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、アル・パチーノ
於:池袋HUMAX CINEMAS

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