CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-240「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」(アメリカ)

2017年08月14日 22時15分25秒 | アメリカ映画
死人に口なしと言うだろ
 かつてジャック・スパロウにハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた“海の死神”サラザールが解き放たれ、残忍な手下を率いて海賊の絶滅とジャックへの復讐へと動き出す。そんなサラザールの脅威からジャックが逃れる唯一の道は、どんな呪いも解くことができる“ポセイドンの槍”を手に入れること。
 一方、かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーの息子ヘンリーもまた、呪いをかけられた父を助けるために“ポセイドンの槍”を探していた。すると彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナが現われる。
 ジャックはそんな2人と合流し、3人で“ポセイドンの槍”を求めて危険な航海へと繰り出すのだったが。(「allcinema」より)


 人気海洋アドベンチャー・アクション・シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン -生命(いのち)の泉-」に続く第5弾。

 1作目から3作目まで、ジャック・スパロウと共に冒険を繰り広げた、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの息子、ヘンリー・ターナーが登場。

 呪いによって、フライング・ダッチマン号の船長となり、10年に1度しか陸に上がれなくなったウィル。

 そんな父親の呪いを解くためには、ポセイドンの槍を手に入れることが必要であることを知ったヘンリーは、共に槍を見つけ出すため、ジャックの居所を探す。

 同じ頃、魔の三角海域に囚われた、サラザール艦長は自分をはめたジャックを見つけ出し、殺すことに執念を燃やす。

 お互いの利益のためジャックとヘンリーはポセイドンを槍を見つけ出すため海へと繰り出すが、そこに天文学者で、槍の位置を見つけ出せるというカリーナ、更にバルボッサも加わり、槍の争奪と激しい戦闘が繰り広げられることとなる。


 エンターテインメントとして大いに楽しめる一本。

 またもやサラザールを艦長とする呪われた艦隊が登場し、その姿は体が半分、あるいはすけすけでおぞましいもの。
 更に水の中ではなく、水の上を走ってくる。

 そんなサラザールから命を狙われるジャック、そして父親、ウィルの呪いを解くことを望むヘンリー、更にカリーナやバルボッサまでがポセイドンの槍を見つけ出すため海へ繰り出す。

 何となく設定や展開に既視感を感じなくもないが、相変わらずの壮大なスケールの話に気分高揚する作品だった。

 科学者として非現実的な呪いや亡霊を信じないカリーナが、いつ亡霊を見て驚くのか、というのは楽しみ。

 更にそのカリーナの意外な出生の秘密が明らかになり、それがちょっと切ない話になっていく。

 繰り返される冒険の中に、ちょっとしたドラマ加減で惹き込ませる感じ。

 もちろんコミカルな要素も変わらず、ジャックがギロチンで処刑されそうになる顛末は、かなり危険ではあるが、面白さも充分。

 壮大なアドベンチャーにドラマ要素やコミカルさも交えて、楽しい一作であった。


 もう海賊は絶滅すると言われている中で、まだこの先話は続いていくのだろうか。

 ハッピーエンドのようであるが、しっかりとエンド・ロール後の映像はあったな。


 3作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」や4作目で、ジャックの父親役でキース・リチャーズが出ていたが、本作ではおじさんが登場。
 演じていたのは、ポール・マッカートニーだったよう。
 ちょっとしたサプライズだな。

/5

監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ
    ケヴィン・R・マクナリー、ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ
於:新宿ピカデリー

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