CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-043「マイ・スパイ」(アメリカ)

2020年02月02日 22時08分10秒 | アメリカ映画
気さくさと必死さは紙一重
 CIAエージェントのJJは、あるミッションで派手に暴れすぎ、地味な監視の任務にまわされる。
 ターゲットはテロリストであるマルケスの義姉ケイトとその娘ソフィ。しかし頭の回転が早いソフィに監視カメラを見つけられ、内緒にする代わりにスパイのレッスンや学校イベントへの参加をお願いされてしまう。
 そんな中、テロリストの一味がソフィを連れ去り。(「作品資料」より)


 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ等のデイヴ・バウティスタ主演のスパイ・アクション。

 元特殊部隊員のJJは、腕っ節は抜群だが、諜報ではやや勇み足気味のCIAエージェント。

 そんなJJが次に回されたのが、経験未熟なボビーと共に、テロリストの義姉とその娘のソフィを監視する仕事。

 しかし、9歳のソフィにすぐに監視がばれてしまい、内緒にする代わりにJJは様々なお願いをされることに。

 思いもかけない事態となり、渋々ソフィのお願いに付き合うことにするJJであるが、ソフィとの交流が、やがてJJの心に変化を起こし始める。

 
 見た目野獣のいかついJJが、9歳の少女に振り回される様が面白く、微笑ましい作品。

 ソフィは父親を亡くし、母親と二人暮らしであるが、母親は仕事のため、なかなか一緒にいる時間がなく、淋しい想いをしている。

 そんなソフィはJJに対し、友人であり、どこか父親をも感じさせるように接していく。

 JJも徐々にソフィのことを気にかけるようになり、更に母親のケイトとも親しくなっていく。

 スパイものであるが、淋しさを抱える母娘と見た目野獣ではあり、ちょっと不器用な男との交流を描くハートフル・コメディになっている。

 もちろん事件の方も進行中で、やがてソフィたちの身にも危険が及ぶようになる展開。

 果たして、自分がCIAであり、2人を監視していることが明るみに出た後、彼らの関係はどうなっていくのか。


 したたかな9歳の少女に振り回されるJJの姿がコミカルで微笑ましい展開。

 ある意味、ダメダメ・コンビであるJJとボビーのやり取り、言動も笑わせてくれる。

 しっかりアクションもあって、楽しい一本であった。

/5

監督:ピーター・シーガル
出演:デイヴ・バウティスタ、クロエ・コールマン、クリステン・シャール
   ケン・チョン、パリサ・フィッツ=ヘンリー、グレッグ・ブリック
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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