CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-270「PIGGY ピギー」(スペイン)

2023年10月19日 00時37分54秒 | スペイン映画
何した、子ブタ
 スペインの田舎町で暮らす10代の少女サラは、クラスメイトから執拗ないじめを受けていた。
 ある日、あまりの暑さに耐えきれず1人で地元のプールへ出かけた彼女は、そこで怪しげな男と、3人のいじめっ子たちに遭遇する。その帰り道、サラは血まみれになったいじめっ子たちが男の車で拉致されるところを目撃。
 警察や親に真実を打ち明けて捜査に協力するべきか、それとも沈黙を貫いて自分を守るべきか、決断を迫られるが。(「作品資料」より)


 肉屋を営む両親の手伝いをしているティーンエイジャーのサラ。

 その体型のため、クラスメイトから執拗なイジメに遭っている。

 ある日、町のプールに出かけたサラは、怪しげな男と遭遇。

 更にクラスメイト三人と鉢合わせし、イジメを受けた後、荷物を持っていかれてしまう。

 水着姿のまま家時を急ぐサラの目の前で、彼女をイジメたクラスメイトたちが連れ去られてしまう。

 連れ去ったのは、プールにいた怪しげな男。

 サラは何もせず、男が落としていったタオルを巻いて家に帰る。

 その後は、サラの葛藤が描かれる。

 自分をイジメていた者たちが連れ去られて、いい気味だと思おうとする反面、恐ろしさに震え上がる。

 イジメられていたことを親にも言えなかったことから、黙っていることを理解してもらえないかもしれないと思ったりしたのか。

 そんな中、プールの中で監視員の死体が発見され、更に森の中でクラスメイトの一人の死体が発見されたことから、サラの恐怖は募っていく。
  
 しかも、怪しい男はサラに近づいてくるのだが、彼女を連れ去ろうという行動は起こさない。

 サラに惹かれてるというよりは、イジメられていたサラを見て、共感を持ったのではないかなと予測する。

 サラもどことなく男に惹かれていってるのではないだろうかと感じるところがある。

 果たして、サラはクラスメイトたちを救うために行動を起こすのか、あるいは、男と共に彼女たちに復讐を果たそうとするのか。

 揺れるサラの気持ちと共に、物語がどのような展開となるのか予測し辛かったな。

 興味深い一本だった。

/5

監督:カルロタ・ペレダ
出演:ラウラ・ガラン、カルメン・マチ、リチャード・ホームズ、ピラール・カストロ、イレーネ・フェレイロ、カミーユ・アギラル、クラウディア・サラス
於:池袋シネマ・ロサ

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