CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-006「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」(中国)

2022年01月11日 00時32分36秒 | 中国映画
20までに使わないとダメになる
 1937年。財力と暴力を巧みに使い分け、上海の裏社会で確たる地位を築いたマフィアのルー。妹の夫ワタベは日本人だが、上海暮らしも長くルーの良き参謀となっていた。
 ある日、日本の実業家がルーに商談を申し込む。ルーは日本とのビジネスは危険だというワタベの忠告を受け、軍人を引き連れて交渉に来た実業家に丁重に断りを入れるが、それを機にルーの暗殺計画が持ち上がる。
 一方、社交界では上海マフィア界を牛耳るボスの妻リューたちが、派手で奔放な生活を送っていた。(「作品資料」より)


 日中戦争当時、実在したと言われる上海マフィアの生き様を描いたクライム・サスペンス。

 浅野忠信も出演。

 マフィアのルーは、財力と暴力によって上海の裏社会で地位を築いてきた男。
 その妹の夫が日本人のワタベであるが、ワタベは自らを上海人だと言い、日本に対して警戒している。

 そんな中、日本の実業家グループが、ルーとの事業提携の話を持ち掛けるが、そこから事態は大きく動いていく。

 この人、早々に退場なのか、という驚きの序盤から、果たして物語はどう展開していくのか気になるところではあったが、その後は非常に判りづらい展開になっていく。

 時間設定も、戦争前から終戦直後までを行ったり来たりしており、更に出逢った二人がどうなったのか、行き先も判らぬままに進んでいく。

 時折、銃撃戦や激しい暴力もあるのだが、全体的には静かに淡々と進んでいくので、結構眠気に誘われてしまったな。

 後半では、ある陰謀が明らかにされるのだが、正直必ずしもルーに焦点を当てている話という感じがしなかったな。

 全体的にダークな雰囲気であったが、その中、チャン・ツィイー演じるリューの存在は煌びやかであった。

 少々物足りない感じを受けたクライム・サスペンスであったかな。

/5

監督:チェン・アル
出演:グォ・ヨウ、チャン・ツィイー、浅野忠信、ドゥ・チュン、ジリアン・チョン
   ハン・グン、フォ・スーイエン、ユアン・チュアン、ニー・ダーホン
於:シネマート新宿

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