CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-162「セルビアン・フィルム」(セルビア)

2022年07月30日 18時01分40秒 | セルビア映画
アーチストである君の右手を握れて嬉しい
 元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。
 ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが。(「作品資料」より)


 2010年製作、日本では2012年に公開されたゴア・スリラー。

 今回、4Kデジタルリマスター版及び完全無修正版なるものがリバイバル公開され、鑑賞。

 初公開時にも鑑賞はしたが、酷い内容の話であったなという印象が残っている。

 世界46か国では上映禁止になったらしいが、日本では、初公開時はノーカット版での公開。

 そして、今回無修正版が公開。

 世界で上映禁止となった作品でも、日本は意外と公開しているんだな。

 元ポルノ映画の人気男優であったミロシュは引退していたが、友人の紹介で怪しげな作品の出演を承諾する。

 台本のない作品であったが、カメラが回る中、本当に殴られたりしている女性を相手にしたり、更にまだ幼げな少女の相手もさせられそうになる。

 そして、出演を取り止める決心をしたミロシュであったが、性力促進剤を盛られ、丸2日間も記憶が無くなってしまう。

 果たして、2日の間に何があったのか。

 その足取りを追うミロシュは衝撃の真実を知る。

 基本的には本作もポルノかな。

 ただ、凄惨なシーンも多い話になっており、更に倫理観も関係なしというシーンも連なっている。

 確かに目を背けたくなるようなシーンもある。

 そして、ミロシュが記憶を辿っていく中で起きていた衝撃的な展開。

 残酷と言えるシーンもあるのだが、それ以上に惨いというシーンもあり。

 よくこういう内容があるのに公開されたものだなと感心。

 エロティックな内容にゴア・シーンが混ぜられているというところでは興味深い作品である。

 ラスト・シーンから最後のカットまでも、あまりいい気分にはさせられない展開であった。

 謳い文句どおり、自己責任で観てください、という作品であったな。

/5

監督:スルジャン・スパソイェヴィッチ
出演:スルジャン・トドロヴィッチ、セルゲイ・トリフノヴィッチ、イェレナ・ガヴリロヴィッチ
於:シネマート新宿

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