カンガルーはどこ?
ハンナと親友リブはオーストラリア旅行中にお金に困り、荒野に建つ古いパブ「ロイヤルホテル」に住み込みでバーテンダーとして働くことに。しかし彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長や粗野な客たちが起こすパワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。
楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、真面目なハンナは孤立して精神的に追い込まれ、2人の友情は崩壊していく。(「作品資料」より)
カナダからオーストラリアへ旅行へやって来たハンナとリプ。
しかし、途中で金欠となり、ワーキング・ホリデーをすることに。
紹介されたのは荒野の真ん中にある古びたパブ。
そこに滞在し、数週間働くことにするが、そこは最悪の場所であった。
鉱山労働者が多く、客もそのほとんど。
卑猥なジョークを口にするし、女性蔑視の発言も多々。
ハンナはそんな状況に恐怖を抱くが、リプは状況に慣れようとしている。
いまだにそんな場所があるんだな、と言うか無くならないんだろうなという感じもする。
過酷な状況で一刻も早く辞めたいハンナであるが、店主のビリーは飲んだくれで、ハンナを非難し、給料も払ってもらえるのか怪しい。
唯一まともなのは店主の奥さんだったな。
こういう状況に耐えきれないハンナであるが、リプはけ迎合しているようで、やがて2人の仲も険悪になっていく。
色々な危険を孕みながら、話の行き先が気になる展開。
ビリーは飲み過ぎで、もう店を続けられない様子で、もしかすると意外とハンナとリプがそのまま店を引き継ぐのではと思ったりしたが。
客商売の難しさが特と描かれており、果たしてどこまでそれに従わなければいけないのか考えさせられる話であった。
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監督:キティ・グリーン
出演:ジュリア・ガーナー、ジェシカ・ヘンウィック、トビー・ウォレス、ヒューゴ・ウィーヴィング、ハーバート・ノードラム
於:新宿武蔵野館
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