グランドキャニオンに別れを告げ、車で3時間ぐらい走るとそこはアリゾナ州の砂漠地帯。
ページという町にやってきました。
11時のツアーの予約の間に合わせるために、日の出前にグランドキャニオンを出て、ひたすら走り続けて到着した場所はここです。
幌のついたトラックが数台あるだけで、他には何もない場所。簡素な事務所の中は手書きの看板がありました。
バラバラと待っていた20〜30人の観光客がトラックに乗り込んで向かった先は。
ここです。
何だこの巨大な岩は?
グランドキャニオンに別れを告げ、車で3時間ぐらい走るとそこはアリゾナ州の砂漠地帯。
ページという町にやってきました。
11時のツアーの予約の間に合わせるために、日の出前にグランドキャニオンを出て、ひたすら走り続けて到着した場所はここです。
幌のついたトラックが数台あるだけで、他には何もない場所。簡素な事務所の中は手書きの看板がありました。
バラバラと待っていた20〜30人の観光客がトラックに乗り込んで向かった先は。
ここです。
何だこの巨大な岩は?
一日中グランドキャニオンにいました。サンライズからサンセットまでずっとグランドキャニオン。贅沢な一日。ぼーっとしていたのかと言われると、そうではなく、車でサウスリムにある数々のView Spots をとりあえず全部回るっていうのがミッション(Jennieのミッションで相談された訳ではないです)だったので、端から端まで全部見て回りました。従って、やっぱりランチをレストランで食べる暇はなし(涙)Joseph はWalmart で買った食パンを手に歩いていて、「食べるか?」と言われたけど、「そんなもん食えるか!」ときっぱりお断りしました。それにしても、中国人もシンガポール人も平気で食パンを生のままで食べます。絶対まずいはずだし、日本人のプライドにかけてもそんな変な物は食べない!って思っていたけど、旅行の最後の方では私もとうとう禁断の生食パンに手を出してしまいました(笑)大騒ぎするほどまずくないです。食べる物に困ったら食パンもありかもよ。
グランドキャニオンはどこから景色を見ても、ずっとグランドキャニオンで、見るポイント毎に角度が違ったり、見える物が違ったりはするのですが、即座にどこから見た景色かを言い当てるのは至難の業です。どこで見てもすごい!何たって一番深いところは20億年ですからね〜。
歩いているとトレイルの上に印がたくさん現れます。これは710 Million Years Ago って書いてあります。ふ〜ん、って何気なく写真を撮って歩いていたけど、ん?710 Million って7億1千年前? ひょ〜〜〜!!! です。
コロラド川の浸食でこの地形ができたらしいですが、川の浸食でこんなすごいことになるんですかね?自然のパワーは計り知れないです。
こんな不思議な形にどうしてなったのか?日本の山にはこんなのはないですよね。
歩いていたら、断崖絶壁でウェディングの撮影をしている人に遭遇。
日中でもマイナス前後の気温だったはず。愛は寒さも危険も乗り越えるんですね〜。
お幸せに!
同じ場所で中国人の仲良し夫婦も撮ってみました。結婚22周年。いまだにラブラブです。
Jennie 達に対抗して、私もレイチェルとラブラブ写真を撮ってみました!
この日のディナーは、Wendy's のハンバーガーです。
夕食にハンバーガー、日本ではまず選択肢には入ってこないチョイスですが、今までで一番まともなものを食べた気がしました。
旅行はいろいろな価値観を変えてくれますね〜。
困難を乗り越えてとうとうやってきました。グランドキャニオン。
サンライズを見るためだったら、朝食なんか悠長に食べてる場合じゃありません。
6時15分にロビーに集合し、10分で朝食を駆け込んで、コーヒーを手に、気温マイナス11度の中、車に乗り込み、いざ、サンライズ!
徐々に少しずつ色が変わって行く様は言葉を失いますね。
雄大、荘厳、神々しい、すげー、表現する適切な言葉がなかなか見つかりませんが、20億年という果てしなさすぎる、想像を超えた年月で作り上げられた宇宙空間に舞い降りたちっぽけな人間を感じました。
夜中に着いたので、一体ここがどこなのか、さっぱり分からないままチェックインし、一晩過ごした次の朝、ふと窓から外を見たら、なんと隣にタイヤショップがありました。
昨夕あんなに走り回ったあの苦労は何だったのか?
ギャグでありますよね。眼鏡がないないと探していたら、おでこに載っていたとか。そんな感じ。
気を取り直して、みんなでタイヤショップに行き、交換できるかと聞いたらあっさりとオッケーの回答。
さてこのタイヤの代金は誰が払うのか?
当然Hertz に払ってもらうべきですよね。だって整備ミスだった可能性があるので。
ただこれを電話で交渉するのは簡単ではなく、昨日の悪夢の繰り返し。1時間近く交渉して、ようやくHertz が代金を負担するという確約を得て、ようやくタイヤ屋さんと正式に契約。
タイヤ屋さんもニコニコしながら、「よかったね〜」といって書類を準備して売買契約書みたいなものを書いてくれている。
やれやれ、これでやっとグランドキャニオンに向けて出発できる…。
と思っていたら、本日2回目のトラブル。この車に装備されているミシュランのタイヤがこのショップにないことが発覚。
そんなこと、先に教えてよ……。日本ではこんなこと絶対起こりえないのでは?
結局、倉庫からそのタイヤを運んでくるのに2時間かかり、交換に1時間かかることになりました。
一体いつになったら出発できるの?
そんなトラブルもさっと頭を切り替えられるのが私たちの強いところです。
3時間もかかるんだったら、その間アウトレットに行ってショッピングしよう!レッツゴー!
思いがけず、こんなところでショッピングすることになりました。
2時間後の待ち合わせの場所だけを決めておいて、各人それぞれ自分の目当てのショップに散って行き、連絡はスマホのWhatsAppを使いました。これはラインみたいなものです。便利な世の中ですね。グループでの旅行には欠かせないアイテムですね。
2時間アウトレットを歩き回っていたら、Jennie からメールが入り、タイヤ屋さんから連絡がないからショッピングをもう1時間続けろとの指令が入りました。ありがた迷惑な話、おかげで余計な物買っちゃいましたよ。
ようやくタイヤが交換され、ここから脱出できたのは16時過ぎでした。
そして休憩なしで延々走り続け、グランドキャニオンに着いたのは夜の11時過ぎ。
この日のディナーはマルちゃんのカップ麺。予想以上にまずかった。食べなきゃ良かったぐらい。
そして翌朝はサンライズを見るために6時にロビーに集合です。
だんだんこの旅行のハードさが分かってきました。
ロスから離れると、おびただしい数の風力発電が現れました。
わー、こんな景色見たことない。
そして砂漠をひた走り、夕方になって、辺り一面が赤く染まり始め
きれいだな〜と、景色に見入っていた時に、ずーっと途切れなく話し続ける中国語の会話が、一段とトーンアップしました。
どうやらタイヤ圧の数値が下がっていて、計器にエラーが表示され、車内は騒然状態。(私を除いて)中国人もこれには敏感に反応し、タイヤを交換するということで、意見がまとまったのですが、こんな砂漠の真ん中でどうするの?仕方がないので、この先の町に立ち寄って、タイヤショップを探すことになりました。
まだグランドキャニオンにも着いていないのに、こんなんでたどり着けるんだろうか?
不安…。
町に着いたのは時には、あたりは完全に真っ暗。ナビシステムについている電話でHertz に連絡を取り、近くのタイヤショップを教えてもらって行ったのですが、そこは既に閉店。もう一度電話をして、別のタイヤショップを教えてもらい、そこにも行ったのですが、やっぱり閉店。3回目の電話の相手が最悪だった。タイヤショップを教えてくれと言っているのに、契約番号を教えろとか、どこにいるんだとか、車種は何だとか、タイヤの状況を詳しく教えろとか、要領を得ない電話のやり取りが30分以上に及び、最後に『この近くにはタイヤショップはない』と言われ、さすがにこれには中国人も切れた!
「もういい!(怒)」
吐き捨てるように言って、電話を切り、「全くアメリカ人は使えない!」と怒ったジェニー。
確かに、3番目の電話の相手はひどかったけど、中国人がアメリカのサービスを批判する?というのもよくよく考えてみると変な話ですよね〜。
この日は予定返上で、タイヤショップを探しまわることになり、結局ホテルに着いたのは10時過ぎ。当然夕食を食べる時間もなく、昼間に買ったお菓子を食べて夕食代わりにしました。
波瀾万丈の旅のスタートとなりました。
今回のアメリカ西部の旅を成功させるためのマストアイテム、それは4500キロを走りきることのできる車です。これがなければ話になりません!
まずロスの空港に着いて向かったのはレンタカー屋さん、Hertz です。Hertz に着くと、空港の自動チェックイン機のようなものの上に、人の顔が映っているモニター画面が乗っかった機械がずらりと並んでいました。今時のレンタカーはこれで予約の確認をするようです。時代はどんどん無人化になっているんですね〜。
機械化イコール手続きもスピーディーにチャッチャと進むのかと思ったのですが、そこはまだまだ理想と現実のギャップが相当あり、なんだかんだで2時間近くかかってしまいました。
機械化意味あんのか?
そんな面倒な手続きも、中国人の今回のツアコン、ジェニーが辛抱強くやってくれて、その上粘り強い交渉力の結果、料金は同じで1ランク上の広い車をゲットすることができました。
お見事!GOOD JOB!
さあ、車は手に入れたけど、行き先はどうするんだ?とお思いでしょうが、心配ご無用でございます。中国から持ってきたナビの端末を接続すれば、あっという間にアメリカ車がチャイニーズ仕様に早変わり。チャイニーズのお姉さんが「この先500メートル左折です」って言い始めました。(中国語は全く分からないので想像ですが)
こんな感じで中国語表記になっています。日本語バージョンもあるのでしょうか?これがあれば、私でも運転できたりする?
アメリカにいながら、中国で旅行しているみたいなことになっていますが、強力な武器を手に入れて、ひたすら目的地を目指してまっすぐなハイウェイを快走していたのですが、突然のアクシデントに見舞われてしまうことに。。。
アジア人パワーでこの難局を乗り切ることができるのか?
シカゴからロスに移動し、同僚の中国人とシンガポール人計6名で、ネバダ、ユタ、アリゾナ、カリフォルニアを回り、複数ある国立公園の大自然を巡る旅をやってきました!
ツアーに参加ではなく、自力でやりきりましたよ。
と言っても、私は車の後部座席で眠りこけていただけで、運転してくれたのは中国人のWuさん、同僚の旦那さんです。
そのWuさん、なんと、アメリカで運転するのは初めての体験。
アメリカでレンタカーを借りるもの初めてで、ガソリンスタンドでガソリンを入れるのも初めて。
初めてづくしで、いきなり運転した走行距離は4500キロ。
怖いもの知らずの中国人の行動力、チャレンジ精神のおかげで、とんでもないところまで行って、とんでもないものを見ることができました。
謝謝
4500キロを共に走り抜けたのはこの車です。
冒険仲間はこの6人。
では順を追ってご紹介していきますね。
今回の出張で感じたアメリカらしいこと。
その1ーTシャツをやたらと作る
イベントを行ったり、チームで何かをやる度にTシャツを作るのが好きですよね。アメリカ人は会社から支給されるTシャツを一体何枚持っているのでしょうか?
今回の出張でもチームメンバー全員が同じTシャツを着てイベントに参加しました。アジア人の女子3人もがんばりましたよ。
その2ー ブレインストーミング
ブレインストーミングの本場と言えばアメリカですが、皆さん好きですよね。やる気満々で次から次へとアイディアを出し続けます。今回は机の上に紙を貼ってそこにアイディアを書き連ねました。こういうやり方は初めてでしたが、これはいいアイディアで楽しかったです。日本でも使えそう。
その3 ー 記念品
昨年から行っているトレーニングイベントの成功を祝って、各国のトレーナー30名に、社長自らガラスでできた記念碑を一人一人に手渡して、ツーショット写真を撮って、表彰してくれました。それはとても光栄で嬉しいことなのですが、どうしてこんなに大きな記念品になっちゃうんですかね?各国から出張で来た人は全員スーツケースに入れて持って帰ることになるのですが、持って帰る人の負担を軽減しようという配慮がないのが不思議です。しかもガラスでできているから重いし、割れないようにクッション材まで入れて持ち運ばなければいけません。オーマイガット!
嬉しいんですけど、本音を言えばちょっと迷惑(あっ、これはオフレコでお願いしますね)どっちにしろスーツケースをもう一つ買わないと持って帰れなかったかもしれないです。
以上、アメリカ的だなと思うことを並べてみました。
今のアメリカに行って一番の関心事は、トランプ大統領になったことでどう変わったかなのですが、街行く人に聞く訳にも行かないし、デモが行われている訳でもないし、去年と何も変わっていません。
と思っていたら、ディナーパーティで社長と同じ席に座ることができ、我が同僚のシンガポール人のデリックが、社長にズバリ質問しました。
「政権が変わったことによって、当社のビジネスへの影響はどうなると思っていますか?」
デリックすごい、それを社長に聞くか!?すごいぞデリック!
社長は明らかに答えにくそうな感じで、「母親に相談したら、はっきり答えられないことは何も話さない方がいいと言われた」という前置きをしてから、ボツボツ話してくれました。
『当社はグローバルカンパニーで、アメリカの国益のためだけに存在する会社じゃないし、メキシコにも工場があるし、会社の方針を変えるつもりはないし、大きな影響はないと信じているが、まずは冷静に様子を見てから判断する』 というような、常識的な回答でした。
ですが、困っているのは世界中のメディアがフェイクニュースやネガティブな情報ばかりを流すので、間違ったことを信じている人たちがいることらしいです。
たとえば、メキシコではメキシコ人はアメリカには入国できないというようなニュースが流れ、それを信じた当社の社員が、アメリカ出張を断ってきたケースがあるらしいです。
「なんで来ないんだ?」と聞くと、「メキシコ人はアメリカに入国できないし、差別を受けるから行きたくない」と言ったらしいです。
似たようなニュースが世界中で流れていることを心配しているようでした。
こちらはダウンタウンにあるトランプタワーです。ビルの中央にでかでかとTRUMP のネオン。成金趣味で品がないですが、ダウンタウンの川沿いの一等地に堂々たる構えです。
私も冷静に見守りたいと思います。