孫正義という人がどういう人なのかが知りたくて、読んでみましたが、
その生い立ちは想像以上でした。
この本は 安本正義という日本名を名乗って、「あんぽん」と
あだ名で呼ばれていた幼少時代から、孫正義と名乗って、
現在の輝かしい成功に至るまでの軌跡が書かれている本ですが、
どちらかというと強烈な印象は、孫正義よりも、孫正義を育てた
お父さんや祖母や叔父さんなど、親戚縁者の個性が桁外れにすごくて
感心するというよりも、驚嘆です。
日本で差別を受けながらも、韓国が嫌いで日本が好きで、でも孫という名前
にわざわざ改名して韓国人として日本人に帰化するという、複雑な
アイデンティティーは分かるような、分からないような。
すべてに真っ向から立ち向かって、正直でいたいのかな。
興味がある人はどうぞ。