J-WAVEにゲスト出演していた、若手起業家の話
彼がやっているビジネスは、ネットで配信する教育のコンテンツビジネス、株式会社スクー
どういうことをやっているかというと、著名な先生の講義をネットで配信し、参加者はライブで参加し、
インタラクティブにその講義について質問したり、意見交換したりできるというもの。
こういう教育ビジネスのあり方は、とある日の会話で耳に残った言葉が現実のものとなっている。
「優秀な先生が一人いればいい」
優秀な先生がどこかの教室で講義を行い、それを配信して、全国から生徒がライブ参加すれば、
授業をする先生は全国に何万人も必要なくなってくる。
「なるほどね~、確かにそうなるかもね~、将来は…」 と十年先ぐらいの感覚で思っていたけど、
もうすでにそれをやり始めている人がいたとは。
その起業家がビジネスを始めようと思ったきっかけがすごい。
震災後にそれまで担当していた仕事が中断することになってしまい、突然暇になった彼は、何となく見たテレビ番組に
釘付けになり、「これってすごく面白い、これってビジネスになるんじゃないか」と、突然ひらめいたらしい。
その番組は、NHKで放送した、マイケル・サンデル教授のハーバード白熱教室。
それを見て興奮した彼は、次の日に勤めていたリクルートの上司に退職の相談をしたら、「そのアイディアは素晴らしい、
すぐに辞めてやるべきだ」ということになり、その日のうちに会社を退職したらしい。
この行動力には脱帽。
実は私もこの番組をたぶん彼と同じタイミングで見ていたんだけど、ビジネスになるとは考えもしなかった。
「NHKも面白い番組をやるようになったな~、他の白熱教室も見てみよう」と思っただけ。(苦笑)
チャンスをつかむ人の行動力はすごい!
会社を辞めてから今日までの道のりは決して楽ではなく、講義はすべて無料で行っているので、
利益はまだ出ていないらしいが、彼の目には将来の可能性しか見えていないらしい。
ラジオを通してだったけど、そう言い切った言葉には、ものすごい自信を感じました。
良質な教育が無料で受けれる時代になってきたんですね。