安藤忠雄氏が設計した、ベネッセミュージアムハウスは、その館内でも現代アートが楽しめるのですが、
一歩外に出て、海岸付近をお散歩していると、あちらこちらに、「あれは何だ?」 という不思議なオブジェが
現れます。
遠くから見ても近づいて見ても、結局は何のことだか分からないものが多いのですが(苦笑)、
アカデミックな謎解きをやっているようなお散歩が楽しめました。
岩場にある四角いサークル、これはれっきとした杉本博司さんのアートで、モノクロの海の写真のアートだそうです。
ただ、風雨にさらされて、劣化してしまったので、最近交換したらしいと聞きましたが、劣化しているのかどうかすらも
遠すぎて肉眼では全く見ることができません。う~ん、どう理解したらいいものやら??? かなり難問です。
かなり大きなコンクリートの壁と階段が見えてきて、この建物そのものがすでにアートです。
「何だろう、これは?」 と思って近づいてみると、奥の方にガラスの扉があって、
その中に丸い球体が二つ並んでいました。
ドアが開いていなかったので、ガラス越しに写真を撮ってみると、ガラスに外の景色と球体が移り、何とも不思議なアートになりました。
そしてこのアートのタイトルは
う~ん、更なる難問。
それにしても、コンクリートの階段の建物は、この二つの球体を置くためだけのものなのです。
現代アートとは、ぜいたくな芸術ですね。安藤忠雄さん、恐れ入りました。