七夕にちなんで、ろうそくで作った天の川です。
夕暮れバージョン
日没バージョン
この天の川を舞台に、ろうそく能を鑑賞しました。
場所は、さいたま市の北浦和から5分ぐらい歩いたところにある、世界無形文化財になっている和食の名店、「二木屋」です。
さいたまにいることを忘れるような場所でした(笑)このお店を開業した故小林玖仁男さんは、京都を最後の地として選んで、京都で亡くなったと聞いたので、ここに京都を作ろうとしたのかもしれないですね。「死ぬなら、京都が一番いい」という本も執筆されています。
間近で見る能の舞は迫力満点でした。
写真中央は金春流の能楽師、山井綱雄さんです。お客様とにこやかに写真撮影にも応じてくれて、フレンドリーな人柄で、しかもイケメン!能の世界に生きている方が身近に感じられた一コマです。
この日、天狗の演目で使ったお面は、「大べし見」というお面で、茶道にも同じ名前のお道具があるそうです。博識な美知子さんから聞きました。利休の後妻は金春流の元能役者の妻だったそうで、その連れ子が利休の後継者となったわけですが、実は利休の実子だったのでは?というのが、歴女美知子女史が考える歴史ミステリーだそうです。ほぉーーー、利休の謎に大胆に迫る美知子さん。
「大べし見」という能のお面と利休がつながったわけで、確かにここには何か謎がありそうです(笑)
この日は能だけでなく、昭和なレトロ感あふれる洋間で、お料理も堪能させていただきました。
七夕と言えば、織姫と彦星の出会いのロマンに思いを馳せ、願い事を書くのが王道ですが、そんなことをしたところでどうなるわけでもないことを知りつくしている熟女5人は、美味しいお料理に勝るものなし、やっぱり花より団子よね~と全部平らげてお腹いっぱいになりました。
能の優美な非現実の世界観とお料理を堪能し大満足。しかもここは京都ではなく埼玉です。
埼玉の夜は熱かった!(実際の天気は寒いぐらいでしたが)
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