産婦人科で働くと決めたなら

女性の一生をサポートし続けよう

産婦人科の看護師の仕事

2023-08-04 05:46:31 | 助産師

産婦人科は産科と婦人科という意味です。産科の領域での看護師の仕事は、主に妊産婦と新生児のケアです。妊婦の体調管理や精神的なケアなどを、医師や助産師と協力して行います。出産に直接かかわることはなく医師や助産師の補助をして、医師や助産師が取り上げた新生児を受け取り母親と対面させます。産婦と新生児の世話も、産婦人科の看護師の仕事です。婦人科の領域では腫瘍などの婦人科系の疾患で入院している患者を、全身状態の観察や投薬、清潔ケアなど幅広く世話します。手術を受ける場合の術前術後の看護や、退院後の生活指導も産婦人科の看護師の仕事になります。

産婦人科は、人の生命誕生の瞬間に立ち会える唯一の職場です。しかし分娩の際は医師や助産師の補助が仕事となり、生命誕生の場面に立ち会えない看護師もいます。助産師の補助しかできないことに物足りなさを感じることもあります。出産の喜びに浸っている家族の横で家族を亡くした人が泣いていたり、無事に生まれる命がある一方で流産や死産があったりと、様々な境遇の人に対応する必要があり精神的な強さが要求されます。

患者が女性のため女性同士の連帯ができる職場でもありますが、女性の心身のデリケートな部分にかかわるので男性の看護師にできることは少ないかもしれません。男性の産婦人科医もいますが女性だからわかることもある心身のケアは、治療に携わる医師の仕事とは異なります。産婦人科の仕事は分娩の流れや新生児のケアなどが理解でき、自分が出産するときに役立ちます。

このような産婦人科での仕事をしたい方の役に立ちそうな【命の最前線 - 産婦人科看護師】というHPを見つけましたので掲載しておきます。