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熊本から気ままに山と自転車のブログ

古保里観音堂・桂原薬師堂

古保里観音堂・桂原薬師堂
2021/9/6(月) 曇/晴

今日の最高気温予報32°薄曇りで陽射しは弱目なので、午前9時からポタリングに出る。
目的地を宇土市指定文化財、古保里町の六地蔵として出かけ、その後は状況次第とする予定。

ウキウキロードから見える南側の微高地を目指して左折して着いた所は、宇土市善道寺町だった。
集落入り口に、湧水池(写真1参照)がある。名称が訂正してあるようだが、今一つはっきりしない。たぶん「イガワさん=井川さん」と思うが・・・。


説明板(写真2参照)には、「・・・以前はこの霊水として妊婦が飲めば安産すると伝えられ、遠くから貰いに来る人があった・・・」とある。
湧水は、ミネラル分が少しづつ違い、毎日飲むものだから体に与える影響も違ってくるものと思う。現在でもお茶、コーヒーの味やご飯の味が違うと言って、あちこちに名水を求めて水汲みに行く人もいる。


目的の六地蔵がある古保里集落に移動して、観音堂(写真3参照)に着く。


観音菩薩由来書(写真4参照)には、「・・・古保里の観音堂が何時建立されたか。観音さまが何時造られ安置されたか、別に記録も無く、定かではありません。観音さまの御姿からして室町時代から江戸の初めころではないでしょうか・・・・お堂の前の道は・・・別名薩摩街道とも言われ、重要な交通の要所であり、旅人や地元の人々の信仰を集めていたと思われる。」とある。


六地蔵の所在が分からず諦めて、宇城市不知火町小曽部の「能因法師歌碑」を探訪するが、これも分からず小曽部の「八王宮」(写真5参照)に立ち寄る。八王とはどちらの神様か興味があったが、由緒書等はなかった。


三ヶ所目は、宇城市松橋町前田の「ヤンボシ塚」として前田墓地を目指して移動するが、あてずっぽうの探索なのでさっぱり分からない。
正午のチャイムを聞いて帰途に就くことも考えたが、もう一件不知火町桂原の「薬師堂」(写真6参照)に移動する。


説明板(写真7参照)には、「薬師堂の中には高さ約1mの一本造りの薬師如来立像と、脇侍の日光・月光菩薩、十二神将十一体の木像が安置さてている。いずれも相当痛んではいるが、本尊は平安末期のものと考えられ貴重なものである。
堂の周辺には数基の近世板碑があり、江戸時代にもさかんに祭りがおこなわれていたことがわかる。」とある。
市指定文化財はこれらの仏像だが、扉は二重になって前面に布が垂らしてあり拝顔は叶わなかった。


説明板にある板碑(写真8参照)。ここを最後にして、帰途に就く。


帰路の途中、溜池にスイレンの花(写真9・10参照)を見る。


正午ごろから日差しが強くなり、15時で33°の暑い日になった。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)38km→桂原の薬師堂28km→熊本(自宅)
所要時間6時間(実5時間) 総計66km 走行累計42,706km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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