見出し画像

熊本から気ままに山と自転車のブログ

小坂磨崖仏・小坂六地蔵

小坂磨崖仏・小坂六地蔵
2021/8/27(金) 晴

今日の最高気温予報32°、曇は見えるが晴天。明日から最高気温予想が33°、34°が連続するようなので、暑いのを覚悟して午前9時半からポタリングに出る。
目的地は、山鹿市小坂の磨崖仏と、市指定文化財の六地蔵とする。

熊鹿ロードを北へ走り、熊鹿ロード終点から岩野川左岸堤防を走り、国道3に出て金堀から県道197を右折する。
300m程行った道路右側(南)のコンクリートを吹き付けた擁護壁に、吹き付けていない部分(写真1参照)がある。


摩崖仏(写真2参照)は、左側に線刻してある。赤色の顔料で外郭を薄く着色してあるので、現場では確認できるが写真では無理なようである。


北側の磨崖仏(写真3参照)は、次の小路を左折し川を渡り、北側の集落の道を左折した所にある。


こちらの磨崖仏(写真4参照)は、改変されていないようで、少し窪んだ岩壁に陰刻さてた線は太く見事である。


説明板(写真5参照)には、「小坂の磨崖仏(野部田夫婦地蔵)
磨崖仏とは崖に彫られた仏像である。
小坂の磨崖仏は北と南に向きあって彫られてあり村の人からは夫婦地蔵として大事にされてきた。
この場所は村の入り口であり、結界を張り悪霊、疫病等の災いの進入を防ぎ道行く人の安全を見守っている道祖神の意味合いが強いと思われる。
また、地蔵菩薩は特に子供の守り神として広く知られ、如来に次ぐ高い位にありながら、出家僧の姿で六道(六つの迷界)を自らの足で行脚し救われない衆生(生きるもの全て)、子供の霊を救い続けている。
この様に地蔵菩薩は最も弱い立場の人々を最優先で救済する菩薩であることから、古来より人々から最も慕われ絶大な信仰の対象となっている。
寛政元年(1789年)の明記がある。」とある。


県道197に戻り東進し、旧道を進むと熊野座神社(写真6参照)がある。


その隣に保育園があり、門扉に「50m先を左に行く」と書いた表示板があった。幸い本日は休園日のようで人影がないので、園を横切り左奥に進む。
すると、園の敷地内か外かと思うと所に六地蔵(写真7参照)が鎮座していた。


その説明文(写真8参照)には、「文明十二年(1480)に建てられた六地蔵です。笠を失っていますが、上部の六面に地蔵が細い線で刻まれています。この場所はかって小坂旧道に沿った地点で、交通の要地でした。」とある。


熊鹿ロード植木町一ッ木辺り(写真9参照)か。松原に向かって緩い上りが続く。この辺りは一気に走り抜けるところだが、今日の暑さに給水の為に一旦停止する。空は青く、夏雲が浮かんでいる。


早くも彼岸花(写真10参照)が咲いていた。未だ八月、一ヶ月早い。


今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)39km→小坂六地蔵38km→熊本(自宅)
所要時間6.5時間(実5.5時間) 総計77km 走行累計42,513km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

asotakadakedake1592
Re:romajin-daさんへ 「いいね」コメント有難うございます。
青空の写真の熊鹿ロードは元山鹿鉄道跡で、線路は‰で設計してあるので急坂が少なく走り易い道です。帰り道で気温も高くなっており、いい日陰があったので立ち止まりました。
走行記録は、2014年から軸足を山行から自転車に移して以来、その時々の体力と心象を反映しているようで、今後の自己奮起の糧になるようにアップしてみました。自転車くま
romajin-da
こんにちは
「摩崖仏とは崖に彫られた仏像である」
「まがいぶつ」と言う言葉は聞いたことがあります。しかし言葉を聞いても意味が分かりませんでした。崖に彫られた仏像の事だったんですね。この年になっても知らない事ばかりです。
「空は青く、夏雲が浮かんでいる」これは私がよく行っていた行橋の田舎道によく似ています。こういう道を走ると自転車はいいなと思います。走行記録を拝見するとコンスタントに走られている事に感心します。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「肥後国六地蔵探訪記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事