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アキノハハコグサ・7~芽生え

 キク科ハハコグサ属の「アキノハハコグサ(秋の母子草)」。陽当たりの良い山野のやや乾いた場所に生育する一年草で草丈は40~60センチ。9~10月に茎の先端に淡黄色の頭花を多数咲かせる。アキノハハコグサは都内では2000年代を境に急速に減少し、近年は絶滅した区部以外でも生育情報が全く得られなくなり絶滅が県されている。去年、当地の愛好家がここで開花している小群生を発見され念願の花を見ることができた。当地の専門家によればアキノハハコグサは一時期群生を作るが数年後には一株残らず消えてしまうという。そこで去年花を見た場所を探してみると草むらの中に写真の芽生えを見つけた。葉身は1.5センチほどで表面には白い毛が見える。同属のハハコグサの芽生えに似ているが雰囲気がやや異なるのでこれは秋の母子草と判断した。今年秋にまた花が見られることを願っている。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2024-04-28 08:06:32
数年で群落消滅ですか、ハダカホオズキと同じようなものなのかな。
ナス科だと連作障害があるけどキク科は聞いたこと無いですね。
ますます偶然遭遇するしかなさそう。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2024-04-28 11:44:49
コメント有り難うございます。とりあえず今年の生存は確認しましたが、今後はどうなるかです。
 
 
 
アキノハハコグサ ()
2024-04-29 06:00:53
秋に咲くハハコグサですか。
どこかで出会っているかもしれない気がするけれど、ハハコグサをじっくり見た記憶が無いので、この状態でアキノハハコグサと同定できるのは、驚きです。
 
 
 
楽様 (多摩NTの住人)
2024-04-29 07:50:55
コメント有り難うございます。アキノハハコグサはハハコグサとは雰囲気がかなり異なります。あれば違いはすぐにわかると思います。
 
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