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Retro-gaming and so on

マイコン刑事

龍虎氏の記事を読んでて大ウケして(笑)、ついつい僕も読んでしまった(笑)。


このプログラムはどうなんだろう(笑)。
言語は往年のBASICか(笑)。
恐らく、使用ポケコンはSHARPのPC-1211じゃないか、と思われる。


ここで使われてるBASICがこれまた特徴がある方言で、例えば10, 20なんかの行番号の後ろにコロンを置くらしい(通常は単なるスペース)。
また、見たトコロ、予約語も強烈で、漫画を見る限り、for i ...と反復処理を書くトコをfori...とスペースを入れずに繋げて書いても良いらしい。
んで、往年のBASICは全然知らんのだが、このプログラムってデータベースに入ってるスケジュールを「検索」してるんじゃなく、スケジュールを入力してないか(笑)?
つまり、マイコン刑事は北上大臣のスケジュールを単に全部知っていて、それを入力してポケコンに表示させてると言う・・・・・・要は「スケジュール表見りゃ済むやん」と言う事をやっている(笑)。
それを証明したかったんだけど、かなり独特なBASICな為、往年のPCのBASICでは動かない(笑)。また、ポケコンのエミュレータってのもねぇんだよなぁ。
ううむ、残念。


往年のマイコンの銘機、SHARP MZ-80Kがデカデカと載っている(笑)。


すがやみつるの漫画に良く出てた(笑)。当時の小学生のガキどもにとっては「マイコン」と言えばSHARP MZ-80Kだったのは、全てすがやみつるのせいだ(笑)。



Racketではこれで分かる。

> (integer->char 67)
#\C
> (integer->char 66)
#\B
>

Pythonではこうだ。

>>> chr(67)
'C'
>>> chr(66)
'B'

この漫画、他にもアスキーコードを使った暗号解読、なんてエピソードもある。



シリコン・アイランドとは?


九州が半導体製造のメッカだった、なんつーのは知らんかったなぁ。
今はどうなのか知らんけど。


・・・・・・当時、フロッピードライブでさえ高級品で、テープにプログラム入れてたんだよな(笑)。今の人が見ても何が何やら分からんだろう(笑)。
いまやUSBメモリ、SDカード、SSDの時代だ(笑・※1)。

さて、この漫画。基本路線は西部警察だ(笑)。凶悪な犯罪者やテロリスト相手に戦うわけだが、敵は大体、常時マシンガンを持ってるような奴らで、いや、こういうのに対応するのは捜査一課じゃなくって自衛隊だろ、ってレベルなんだよ(笑)。
んで、漫画上での犯罪があまりに過激な為、捜査一課は連載数回で特捜一課なるモノに格上げされ、装甲車が走り回るような漫画になる(笑)。メチャクチャだ(笑)。西部警察よりヒドい(笑)。
んで、この漫画、何が一番ヒドいか、と言うとメインヒロインの由美なる女性だ。



主人公の矢崎大介と付き合ってるわけでもないのに、嫉妬や束縛がヒドい。そんなの許されるのは高校生まで、だろ(笑)。漫画であろうと20才過ぎてる(だろう)女性としての魅力ではない。ハッキリ言うとサイコパスじゃねぇの?ってなカンジだ(笑)。
コワイ。俺ならヒくわ(笑)。

あと、この漫画、とにかく人が死ぬ(笑)。敵味方関係なしに、だ(笑)。
殉職率から言うと「太陽にほえろ!」よりヒドいかもしんない(笑)。
敵も生きて逮捕、より死んだ、って方が多いんじゃなかろうか。なんせ、主人公の大介はマグナム44なんぞを持っている(笑)。殺傷率の高さから言うとグンバツな拳銃だ、ってのは皆知ってるだろう。とにかく、凶悪犯やテロリスト相手、ってぇんでバンバン殺す(笑)。今なら問題になるが、往年の刑事モノとかこんなカンジだったんだよな(笑)。

一方、光るエピソードもある。と言うか、映画「スピード」や「ダイハード4.0」を先どったようなシナリオが80年代初期に描かれてた、ってのは驚愕に値するだろう。


まんまネタが90年代、キアヌ・リーブス主演でヒットした映画「スピード」そのもの。

ダイハード4.0的な「通信インフラが全滅」と言うエピソード。

ハリウッドより先にこれらネタを思いついた、ってのは正直スゴイ、って思う。

ちなみに、「マイコン刑事」っつータイトルだが、全体的に見ると、マイコン、今で言うパソコンは「それほど活躍していない」。
と言うより、「全く活躍してない」わけではないが、全体的に色んなエレクトロニクスのガジェットとか、車とかバイクとか、そういう「趣味のモノに溢れてる」のがこの漫画なんだ。
警察車両にポルシェBMWが採用されている、って言う狂った設定西部警察以上なんだ(笑)。西武警察でさえ日産止まりだったのにな〜(笑)。
まぁ、いずれにせよ、作者のガジェット趣味全開の漫画だ。そしてそのガジェット等への偏愛が凄まじい。

「一体誰が原作書いてるんだ?」

と不思議に思って調べてみたら、なんと、すがやみつるだった(笑)。そう、「ゲームセンターあらし」の作者が原作なんだ。
なるほどしかり、と納得した(笑)。っつーか納得せざるを得なかった(笑)。
「マイコン刑事」では原作: 鷹見吾郎となってるが、これはすがやみつるの変名との事。
徹底した趣味丸出しの漫画、って言えばこの人しかいねぇよなぁ(笑)。わはははは(笑)。
いや、いい漫画読ませてもらったわ(笑)。

なお、マイコン刑事は全話無料で公開されている。興味を持った人は是非。


※1: ただし、データセンターなんかでは今でもDAT(Digital Audio Tape)でのデータのバックアップを行ってる、と言う話もある。

DAT。CD登場後にカセットテープに代わる製品として登場し、音質的にはCDよりも良い品だったが、普及はしなかった(CDのサンプリング周波数は44.1kHzだがDATは48kHz)。CDの簡便性は、「アナログレコードを再生しまくるよりテープにコピーしておいてそっちで聴く」と言う「オーディオを楽しむ手順」を変えてしまったから、だ。
なお、構造的にはアナログなカセットテープよりビデオテープに近い。
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