神域と俗界をつないでいるといわれる
伊勢神宮 内宮の 「宇治橋 」 ・・・
下を流れる聖なる川は 『五十鈴川 』 ・・・
増水時の流木による損傷を防ぐために、
上流には杭 = 木除杭 (きよけぐい) が立てられています。
長さ約100メートルの堂々たる和橋 「宇治橋 」 もまた、
20年ごとに新しく架け替えられます。
20年間にこの橋を渡る参宮者の数はおよそ1億人 ・・・
木の敷板は5センチメートル以上削られるそうです。
『擬宝珠 (ぎぼし ) 』 と呼ばれる和橋独特の装飾 ・・・
木造の橋は20年ごとに架け替えられますが、
擬宝珠は、いまも江戸時代につくられたものを受け継ぎ
使っています。
内宮に向かって左側、
橋の手前からふたつ目の擬宝珠 ・・・
ひとつだけ輝いています。
(三重テレビ制作 資料映像より )
実は、この擬宝珠の中には、
橋の安全を願う 『万度麻 (まんどぬさ) 』 という
お札が納められています。
(三重テレビ制作 資料映像より )
橋の架け替えのたびに、
(三重テレビ制作 資料映像より )
新しい万度麻が納められます。
参宮者はご利益にあやかろうと、
帰路 (橋が右側通行のため ) この擬宝珠を撫でていきます。
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