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肥宝館 -貧すれば丼する-

【水道橋】 鯛担麺専門店 恋し鯛「汁あり鯛担麺 3辛(930円)+鯛茶漬け(380円)」

フレンチシェフが作った鯛担麺を初鯛験

JR水道橋駅の西口から神保町方面へ歩いて4分ほど。水道橋西通り沿い、三崎町二丁目交差点で2020年7月7日から営業する「鯛担麺専門店 恋し鯛」へ。運営するのは「縁petit株式会社」で、フレンチの技法を取り入れた魚介ラーメンで複数のブランドを展開している。その丼相と使う食材の珍しさからメディア露出も多い。

東京には1号店の板橋「鯛塩そば 縁」をはじめ、牡蠣やウニがメインの中野「ただいま変身中」、鮭にフォーカスした神楽坂「サーモンnoodle3.0」、オマール海老を贅沢に使った東高円寺「Shrimpreme」などが。さらに関西にも複数の支店がある。その中で今回訪れた「恋し鯛」は鯛出汁ベースの担々麺という珍しい一杯が啜れるのだ。

店内はカウンター6席とテーブル8席の計14席。麺メニューは鯛担麺が「汁あり」と「汁なし」の2種あるほか、鯛塩濃厚そば、牡蠣の辛味噌ラーメンもラインナップ。さらに夜限定で「鯛の昆布水つけ麺」や夏季限定で「冷やし鯛ラーメン」も提供している。鯛担麺は同料金で0~3辛まで選べるうえ、プラス20円で激辛にも出来る。

さらに替え玉や和え玉、チャーシュー丼、鯛めし、濃厚な鯛出汁を注ぐ「鯛茶漬け」といったサイドメニューも用意しており、ビールやハイボール、サワー、白ワインなどを引っかけることも出来る。ランチタイム限定だが鯛担麺と鯛めしのお得なセットも。今回は「鯛担麺」の3辛(930円)と鯛茶漬け(380円)を注文することに。

待つこと15分ほどで丼縁に拡がる唐辛子の赤が目に鮮やかな一杯が到着した。スープは旨味たっぷりの鯛出汁に芝麻醤を加えたもので、サラリとした飲み口ながらコクがあって旨い。3辛を選んだが咽るような辛味はなく丁度良い。そこに合わせるのは大橋製麺多摩の中細縮れ麺。コシがありスープとの相性は抜群である。

そして丼央には甘味ある肉味噌が。まずはスープに溶きながら食べ進めていく。チャーシューは薄切りの豚肩ロースと、厚切りでしっとりした低温調理の鶏胸肉が1枚ずつ。ほか穂先メンマ、水菜、細切りのジャガイモを揚げたパリパリ食感のポムパイユ、甘味あるスープを少し締め直すマー油とバルサミコ酢がトッピングされる。

ゴマや唐辛子の風味に加え様々なトッピングも加えられているので、言われなければ鯛出汁ベースだと気づかぬ人もいるだろうが、確かに奥底に鯛の旨味を感じる。そして一緒に注文した「鯛茶漬け」だが、コチラは直球勝負の鯛出汁が添えられる。出汁香る炊き込みご飯の上には真鯛の切り身2枚とカイワレ、ゴマダレが。

そこに白濁した濃厚な鯛の白湯をまわしかけ、霰、刻み海苔、ワサビを散らして掻き込む。味の構成がシンプルなのでダイレクトに鯛を楽しめる。鯛担麺とは真逆のコンセプトで面白い。最後は卓上のレモン水でサッパリと口直しを。次回は珍しい「鯛の昆布水つけ麺」や、新商品「牡蠣の辛味噌ラーメン」も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 鯛担麺専門店 恋し鯛
【住所】 東京都千代田区神田三崎町3-1-18
【最寄】 JR中央・総武線「水道橋駅」徒歩4分

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