なんだりかんだり

電動車いすで街に繰り出して感じたことを気軽に書きます。

お墓の話

2024年05月08日 06時50分00秒 | 日記




5月5日は母の命日です。今年は3回忌にあたるわけですが、法要の方は、4月半ばに済ませていて、その時にも墓参りには来ています。今回は3日に娘としての気持ちでやって来ました。一緒に来てくれる人がいないと来れないところなので少し早めになりました。お天気も良く気持ちよかったです。この「永代供養の共同墓」は、ちゃんと供養代や事務手数料を払って、いわゆる「無縁さん」にならないようにするためのものです。

みなさん、墓地は個人の財産ではありません。お寺や霊園に墓地を使用する権利をお金を払って使わせて頂いているだけなんです。「永代供養料」払っていなければ、50年毎くらいにお寺や霊園にお金を払わなければならないシステムになってます。その料金を払えなかったり、墓守がいなければ「無縁仏」になるんです。お寺によっては「同一苗字の血縁者でなければ、墓守として認めない」という厳しいところもあります。

昭和一桁生まれの母は「無縁仏」になることを異常に怖がっており、私の代で切れてしまうのがわかっているから「共同墓」を選択したわけです。父が亡くなった時に、母と私の分も払って、お墓の心配はなくなってます。ただこのシステムは理解されにくく、お寺さんが善意で建てている供養塔と誤解されたりします。合同墓は、下衆な言い方をすればお寺の「商売」なわけです。母の精一杯の気持ちで私に負担をかけないようにしてくれたのです。ちなみにこの共同墓は、春と秋のお彼岸に「合同慰霊祭」が行われています。料金はかかりますが「代理墓参り」もやっています。まあ、私がいなくなっても、粗末に扱われることはないでしょう。そう思いたいです。

 他人の助けを借りなければ、外出もままならない私です。スピーディに動きたいのにそう出来ず、また介護者の「善意」に頼るしかない我が身が、悲しいです。

もちろん、協力してくださっている方々には、日々感謝しています。ありがとうございます。


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