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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」 芭蕉

今日は、祇園祭のうち、前祭の山鉾巡行が行われました。(^。^)

三年ぶりの巡行、、、戻り梅雨の晴れ間となり、大勢の見物客で賑わいました。(^-^)

新型コロナ禍の以前は、毎夏、当たり前のように執り行われていた祇園祭、、、感染拡大のため中断を余儀なくされましたが、このような事態は、中世の応仁の乱や昭和初期の太平洋戦争以来とのことでした。( ; _ ; )/~~~

それだけに、今朝の山鉾巡行は、京都の町衆はもちろん、大きく言えば、日本人にとって意義深いものだったと思います。(^。^)

そもそも、祇園祭は「悪霊退散」を旨とする神事であり、疫病・新型コロナを押し遣るご利益を期待したいと思います。( ^_^)/~~~

さて、笈の小文から、今日の一句。

「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」 芭蕉

人間の体温が伝わって来るような、温か味のある句ですね。(^-^)

(解説)
この句は、芭蕉が弟子の杜国を訪ねようとして、同じく弟子の越人と共に、吉田、今の豊橋に泊まった夜の吟である。貞享四年(1687)十一月十日の作。
陰暦十一月十日といえば、寒気も厳しい。この「寒けれど」は、もちろんその寒気もあるが、身を置く境遇の寒さでもあっただろう。それだから「二人寝る夜ぞ頼もしき」と発想されたのだと思われる。

(句意)
夜の寒さはきびしいが、いままでの独り寝にひきかえ、こうして越人と二人での旅の一夜を寝ると、何となく心強い気持がすることだ。

一見、平凡に見えながら、夜の寒さを自らの境遇に重ねたのですね、、、にゃんたる名句!🐈‍⬛

歌も句も、平易につくることの難しいこと、、、単なる平凡ではなく、深い意味を持たせることはなかなか出来ません。!(◎_◎;)

現代では、故・永六輔さんの作品は、「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「遠くへ行きたい」「こんにちは赤ちゃん」など、タイトルだけを見ても、そのような極意を体現している気がしますね。(^-^)

では、馬関より謹んで返句申し上げます。

 「夕涼み昔の恋の冷めやらず」 祖谷馬関

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